「メディア・リンクス」の粉飾事件で、伊藤忠商事子会社の元部長が架空取引の手法を教え、取引に応じる会社を紹介していたという記事。元部長はメディアリンクスの社長から現金などの謝礼を受け取っていたようです。
やはり商社の取引は怖いという印象です。たぶんこの元部長が首謀者となって、架空取引の輪を広げていったのでしょう。こういう架空取引は、破綻した際に参加者みんなが損失をこうむるというケースもありますが、この事件では、メディア社は最初から損失覚悟で売上増のみを狙っていたため、他の参加者は安心して売上粗利という形で手数料を巻き上げることができたわけです。
架空取引であることを認識して取引を仕組んでいたのですから、まさに粉飾の共犯です。
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事