会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

富士ゼロックス社員が架空取引、損害額4億4000万円

富士ゼロックス社員が架空取引、損害額4億4000万円

「富士ゼロックス」の営業職の男性マネジャーが、大量のパソコンの架空発注を行い、同社に4億4000万円の損害を発生させていたという記事。

「同社によると、男性社員は平成19年6月、顧客からパソコン約2000台(約4億4000万円分)の注文があったかのように装い、富士ゼロックス社名義で商社にパソコンを発注。商社から納入されたパソコンを買い取り業者に転売し、得た現金を以前の虚偽取引の支払いに充てていた。こうした虚偽取引は数回繰り返されていた。」

架空の受注に基づき仕入(発注・仕入の方は実際に取引が存在し架空ではありません)を行い、その仕入れた商品をだまし取ったということになります。記事によれば、「得た現金を以前の虚偽取引の支払いに充てていた」「虚偽取引は数回繰り返されていた」とのことなので、転売して得たカネの一部を会社に送金し売掛金の入金があったように装っていたのでしょう。売掛金の滞留としては、表面的には焦げ付きではなく、少し遅れ気味ぐらいだったのかもしれません。
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