会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

デロイト トーマツ、生成AIを活用しコンサル業務を高度化~資料作成支援ツールなどを開発(デロイトトーマツ)

デロイト トーマツ、生成AIを活用しコンサル業務を高度化~資料作成支援ツールなどを開発

デロイト トーマツ コンサルティングが、生成AIを活用した資料作成支援ツールを自社開発・導入したというプレスリリース(2024年3月13日)。

「本ツールは自社のテンプレートやガイドラインに沿ったクライアント向け資料の作成を、生成AIを使ってサポートするものであり、デロイト トーマツがコンサルティング業務を通じて蓄積したインテリジェンスを迅速に活用するために導入しています。資料作成工数の短縮を実現した上で、コンサルタントがこれまで以上にクライアントとの対話機会を増やし提言の顧客固有性を追求することを狙いとしています。

具体的には、本ツールにコンサルタントが作成したい資料の概要を入力すると、「資料の骨子の生成」、「各スライドの内容の生成」、「テンプレート選択」が自動化されます。デロイト トーマツのコンサルタント独自の資料作成ノウハウをシステム化することで、簡潔かつ適切な文体・文章構造が示されることに特徴があります。今後の機能改善、ユースケースの拡大を予定しており、社内の各種データベースと生成AIを連携させるなど、個々のクライアントの課題解決のための実装力・実践力を強化していきます。その際、取り扱う情報の重要性に考慮したセキュリティの採用を含めた責任あるAI活用を実現していきます。」

「2024年4月に対象をデロイト トーマツ グループ2万人に利用者を拡大し生成AIの業務活用を加速させていきます。」

KAMもこれで書いてもらえばよいのでは。ボイラープレートはいけないとはいわれていますが、一応、規則に準拠した型があるはずなので。

デロイト関連記事。ダイヤモンドがしつこくデロイトに関する連載を続けています。

【独自】デロイトを辞める大物パートナー10人超の「実名」判明!“離職ドミノ”で数十億円の減収リスクも(ダイヤモンドオンライン)(記事の一部のみ)

「今年1月、ビッグ4最大手のデロイト トーマツ コンサルティングで、ある大物パートナーが退職するとの話に衝撃が走った。

 そのパートナーとは、執行役員の森正弥氏である。森氏は、アクセンチュアから2006年に楽天(現楽天グループ)に転じ、執行役員兼楽天技術研究所代表として、グローバルの研究拠点を統括し、AIやビッグデータの戦略の策定・運用を担った。

 森氏は、デロイトでは21年6月に発足したデロイトAI Instituteの所長に就任。AIなどのテクノロジーを活用した企業支援を主導してきた。

 社外でも、東北大学特任教授や日本ディープラーニング協会顧問などを務め、18年には国連本部で日本企業を代表して、技術研究によるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを報告。多くの著作も手掛けるなど、デロイトでも指折りの著名パートナーである。」

すでにAIにノウハウを学習させているから、いなくなっても影響なし?

こちらはグローバルの動き。

デロイト事業再編 部門削減でコストカット(日経)(記事冒頭のみ)

「「ビッグ4」と呼ばれる世界の4大会計事務所が会計事業の減速を見越してコスト削減と組織の簡素化に向かおうとするなか、デロイトはここ10年で最も大がかりなグローバル事業の再編を打ち出した。」

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