会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

総額約10億円! サントリー新浪社長、ローソン時代の「ハワイ豪華コンドミニアム」私物化疑惑 元役員が重大証言「自分の子どもが来るから、と」(デイリー新潮より)

総額約10億円! サントリー新浪社長、ローソン時代の「ハワイ豪華コンドミニアム」私物化疑惑 元役員が重大証言「自分の子どもが来るから、と」

サントリーHD社長がローソンの社長だったときに、ローソンにハワイの高級コンドミニアムを複数購入させ、私的に利用していた疑惑があるという記事。

「彼はローソン社長時代に、具体的には07年から11年にかけて、いずれも億単位のハワイの高級コンドミニアムをローソン名義で4戸購入している。「週刊新潮」の取材に対し、新浪氏はサントリーを通じて「社員の保養施設」と回答したのだが、ローソン元幹部は、

「物件の場所や名前まで把握している人は新浪さんとその側近くらいです」

と語り、「社員が知らない社員の保養施設」という謎が浮かび上がってきた――これが、ここまで「週刊新潮」が報じてきたあらましである。

そして今回、さらに取材を進めると、「新浪ローソン」は13年にも超高級コンドミニアムである「ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキビーチ」の一室を購入していたことが新たに判明。しかし、この物件を含めた計5戸、総計約10億円の「保養施設」を購入したことは、有価証券報告書にも会社のホームページにも記載されていない。」

元役員という人物の証言を載せています。

「この元役員が訪れたのは、11年に購入された、「ザ・ウォーターマーク」のペントハウスと思われる。

「私が“何ですかここは?”といったことを聞いたら新浪さんは“保養所だから使っていいんだよ”とは言っていたものの、われわれも使えるとは考えられなかったので、“本当ですか?”と聞き返した記憶があります」

元役員が続けて語る。

「保養所なら、会社のパンフレットなどでオープンな形で社員が知ることができるようにしているはずだと思うのですが、少なくとも私は会社案内などにその保養所が載っているのを見たことがないです。広く社員が使えるとも聞いたことはありません。私が同行した時も、“新浪さんがプライベートで使うものなんだろうな”と感じました」」

特定の役員専用の「福利厚生」施設があったとしても、違法ではないのでしょうが、役員に対する一種の現物報酬ですから、取締役会で承認が必要でしょうし、本来は、報酬の開示にも含めるべきでしょう。

記事では、日産ゴーン事件のゴーン氏まで引き合いに出しています。

「ちなみに18年に特別背任などの疑いで立件された日産自動車の元会長カルロス・ゴーン氏は、会社の資金を用いてブラジルやレバノンの物件を購入していたことが分かっている。」

ゴーン氏の特別背任容疑には、海外邸宅の購入は含まれていなかったのでは。

(この記事の意図を考えてみると、ジャニーズ事務所に対して厳しい発言をしている著名人に対する、ジャニーズ事務所と癒着しているメディア側からの逆襲なのでしょう。)

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