企業会計基準委員会の新しい審議テーマについての記事。
「運営母体である財務会計基準機構(FASF)は3月11日、「第17回基準諮問会議」を開催、「実務対応報告第18号の見直し」および「連結納税制度と企業結合会計における税効果の整合性」の2テーマをASBJの新規テーマとして決定した。」
「実務対応報告第18号は、「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」として、国際財務報告基準(IFRS)または米国会計基準に準拠して作成されている場合に、それらを連結決算手続上利用することが出来るものと認めている。しかし、公表後、IFRSおよび米国会計基準の改正により、日本基準との差異が新たに発生。
そこで、いわゆる修正5項目・・・以外に修正を要する項目がないか整理検討する。・・・」
収益認識、企業結合、金融商品、リースなど、大きな基準がすでに審議中ですから、めぼしい新テーマはないのでしょう。
実務対応報告第18号については、日本基準とIFRSのコンバージェンスが進めば、IFRSからの要修正項目が減るという理屈になります。しかし、日本基準の独自性を維持していくのであれば、今後のIFRSの改正が日本基準と相いれないものである場合、要修正項目が増えていくことになるのでしょう。
実務対応報告第18 号 連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い(PDFファイル)
ASBJの新規検討テーマ固まる(税務研究会)
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