大手ゼネコン鹿島建設の元東北支店幹部が、複数の下請け業者から多額の金銭を受け取っていたとして、国税局と検察から調べられているという記事。
東日本大震災の復興事業のJVの所長を務めていた人物だそうです。
「業者側は地検の任意聴取に「工事発注の見返りとして約2億円を渡した」と説明しているという。」
「関係者によると、査察を受けているのは、鹿島東北支店(仙台市)の元営業部長。元部長はJVの所長などを務めていた2015~18年頃、東海地方の解体工事会社など複数の下請け業者から、多額の金銭を受け取り、個人の所得として税務申告していなかった疑いがあるという。」
例えば、10億円の工事では、2億円の裏リベートは出てこないでしょう。100億円超にのぼるような大工事を任されていたのでは。
会社のプレスリリースでは、復興事業との関連を否定しています。
当社元社員に関する報道について(鹿島建設)
「なお、当社は復興事業関連工事において、協力会社に対する不正発注・不正経理は行っておらず、税務調査での指摘および追徴課税も受けておりません。」
復興事業関連以外でも、公共工事はあるでしょうし、民間工事でも、発注者をだましていることになるので、認められるものではないでしょう。
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事