日本公認会計士協会の会長に、トーマツの手塚氏が決まったことを取り上げた夕刊紙の記事。(夕刊紙の記事なので信頼性は期待できませんが)
「今回の公認会計士協会長選出に当たっては、有力法人の意向が大きく影響したとされる。
この間の会長は、あずさ監査法人(増田宏一氏)→トーマツ(山崎彰三氏)→あずさ(森公高氏)→PwCあらた監査法人(関根氏)と、大手会計事務所から選出されてきた。」
13年と16年は新日本の番だったそうですが、オリンパスと東芝の事件で出せなかったとのことです。
「今回も「新日本から」という声があったものの、世界四大会計事務所の英アーンスト・アンド・ヤング(EY)の事実上の傘下に入ったことから、「日本の業界団体の長を送り出すのは不適切」という声が上がり断念していた。
いずれにしても、このような経緯からトーマツは「次はうちの番」と公言していた。手塚氏ではなく、トーマツありきの会長選びであったということである。」
ビッグ4事務所の傘下に入ったからだめだということになると、あらた出身の現会長が選ばれた説明がつきません。たぶん違う理由がありそうです(東芝事件の余波でまだガタガタしている?)。
ちなみに、「あずさ監査法人はオランダのKPMGと提携しているが、外資からの独立性を維持している」のだそうです。
大手監査法人から会長が選ばれているという点については、協会の活動が大手の人材とノウハウに大きく依存していることが背景にあるのでしょう。
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