企業会計基準委員会は、実務対応報告第18号「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」の一部改正を、2015年3月26日付で公表しました。
米国会計基準において、非公開会社がのれんを償却する会計処理を選択できるようになったことに伴う見直しを行っています。また、「連結会計基準」において「少数株主損益の会計処理」に関する取扱いについての国際的な会計基準との差異がなくなったことに伴う所要の改正なども行われています。
今回の改正は、2015年(平成 27 年) 4 月 1 日以後開始する連結会計年度の期首から適用です。今回の改正により削除された「少数株主損益の会計処理」に関する取扱いを除き、早期適用も可能です。
なお、IFRS9号の扱いについては今後検討とのことです(改正経緯)。
「IFRS 第 9 号における、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品への投資の公正価値の変動におけるノンリサイクリング処理等を修正項目として追加するか否かについて、今後、検討を行う予定である。」
リサイクリングはASBJがこだわっている論点のようですが、現状では修正不要ということなのでしょう。
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