名証2部上場のニッコーが遅れていた2017年3月期の決算発表を行ったという記事。
プレスリリースで遅延の原因となっていた会計不正について説明しています。
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平成29年3月期決算短信発表の遅延理由に関するお知らせ(ニッコー)
「社内調査の結果、工事が完了していないにもかかわらず工事完了を仮装するために証憑書類を改ざんする等の行為により第4四半期連結会計期間におけるバンクチュール製品の売上において2億 12 百万円の前倒し計上(以下、「本件不適切会計処理」といいます。)が存在することが判明しました。」
「また、バンクチュール事業部においては、本件不適切会計処理が過年度においても行われてはいたものの、当社は、これらの調査結果をもとに本件不適切会計処理に係る業績への影響について慎重に検討した結果、本件不適切会計処理が過年度の決算および平成 29 年3月期連結決算の期首残高に与える影響は軽微であると判断したため、過年度決算数値の訂正は行わないこととしました。 」
ということで、大ごとにならずに済んだようです。
しかし、「本件不適切会計処理の実行者は事業部の管理職であり、事業計画の管理や決算のみならずコンプライアンスの啓蒙および内部牽制上の重要な立場にある者でした」とのことなので、内部統制的には大問題といえます。
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