金融庁は、「平成29年度実績評価書」を、2018年7月17日に公表しました。
金融機関の監督に関する事項がメインですが、ディスクロージャーに関する実績評価も含まれています。
「施策Ⅲ-2 企業の情報開示の質の向上のための制度・環境整備とモニタリングの実施
【達成目標】
企業の情報開示、会計基準・会計監査の質が向上すること
【目標達成度】 A(目標達成)
【達成度の判断根拠】
金融庁においては、金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」における企業情報の開示・提供のあり方についての検討・報告書の取りまとめ、フェア・ディスクロージャー・ルールに係る所要の政令・内閣府令等の整備、IFRSの任意適用企業の拡大及び企業会計審議会監査部会における監査報告書の透明化に係る監査基準の改訂案の取りまとめ等を実施したことから、企業等による情報開示の質の向上のための制度・環境整備に取り組んだ。
また、有価証券報告書レビューや監査法人のガバナンス・コードを踏まえて大手監査法人等が構築・強化した態勢の実効性の検証、IFIARへの積極的な貢献・海外監査監督当局との連携強化等、適正な情報開示、会計監査の確保のための取組を行った。 」(平成29年度実績評価書(要旨)(PDFファイル)より)
このほか、「施策Ⅲ-1 金融取引のグローバル化、複雑化、高度化に対応した市場監視機能の強化」は、B(相当程度進展あり)、「施策Ⅲ-3 市場の機能強化、インフラの構築、公正性・透明性の確保のための制度・環境整備」は、A(目標達成)となっています。
6月22日の会議で承認されたもののようです。
政策評価に関する有識者会議資料(平成30年6月22日開催)(金融庁)
「政策評価に関する有識者会議(平成30年6月22日開催)」議事録等の公表について(金融庁)
議事録によると、新旧長官をはじめとして、金融庁幹部がまとめの発言をしたようです。(ディスクロージャー関係は特に議論になっていない模様)
最近の「金融庁」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事