日本漢字能力検定協会の背任事件で、元理事長らの実刑判決が確定したという記事。
「財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市)に計2億8700万円の損害を与えたとして、背任罪に問われた元理事長の××××被告(79)と元副理事長で長男の×被告(51)について、懲役2年6カ月の実刑とした一、二審判決が確定する。最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)が9日付の決定で2被告の上告を退けた。」
架空の費用を支出したとされていました。被告側は正当な支出だと主張していましたが認められませんでした。
公益法人 改革の深い闇 NHKクローズアップ現代取材班 宝島社 2014-11-15 by G-Tools |
この事件は旧制度でのものですが、新しい制度で一般財団法人としてやっていれば、ファミリービジネス的運営でもよかったのかもしれません。形式的には背任なのかもしれませんが、税金から補助金が出ているわけでもなく、国や地方自治体を相手にした事業でもないので、公私混同的なところがあっても、だれも損害を被っていないのですから、実刑は厳しいようにも思われます。
ところで、漢字検定協会といえば・・・
2014年、今年の漢字は「税」 日本漢字能力検定協会(朝日)