会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東証1部の赤字企業、全体の1割に半減 3月期決算(朝日より)

東証1部の赤字企業、全体の1割に半減 3月期決算

東証1部上場企業の2011年3月期決算で、純損益が赤字の企業は全体の1割の142社で前期から半減したという記事。

「全社の純損益の単純合計は14兆7807億円。20兆円を超えていたリーマン・ショック前の08年3月期には及ばないものの、前年の9兆5666億円から5割増え、回復色は強まっている。黒字企業は前年から1割増の1191社で、全体の9割を占めた。」

「純損失を計上した142社の赤字額は計2兆6261億円。最も赤字が多かったのは東京電力で、1兆2473億円と全体の半分を占めた。東日本大震災で被災した設備の復旧や福島第一原子力発電所の事故対応で1兆776億円の特別損失を計上したのが響いた。

 ルネサスエレクトロニクス(赤字4位)の赤字が拡大、東北電力(同9位)や宮城県が地盤の七十七銀行(同11位)が赤字転落するなど、地震や津波で生産拠点や取引先が被災した企業の業績の悪化が目立った。」

大震災の影響を把握するためには、少なくとも四半期ベースの数値(3月決算であれば、2011年3月期第4四半期、2012年3月期第1四半期・・・)をみる必要がありそうです。リーマンショックのときもそうでしたが・・・。
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