証券取引等監視委員会の天谷開示検査課長が、7月5日に、有限責任監査法人トーマツにおいて行った「不適切な会計処理にかかる最近の事例について」と題する講演の資料が、金融庁ホームページに掲載されています。
以下のような内容です。
1.不適切な会計処理に関連する最近の当委員会の取り組み
・第7期活動方針
・不公正ファイナンス
・第三者委員会
2.課徴金勧告実績・事例
3.“監査の限界”と開示検査事例
不公正ファイナンスの説明では以下のような図が使われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/64/a2ef86f7c2cc039d0d8438936b6aa040.png)
(クリックすると拡大します。)
担当会社がこの「道」を歩んでいたら・・・。
こちらの図は見たことがあるような気がします。↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/e9/a1de4393e70b3a2876f22ce09007657f.png)
結局、業績不振の上場会社は悪あがきをしないで静かに市場から消えてくれ、というのが当局のメッセージなのかもしれません。
監査に関しては以下のような「つぶやき」が書かれています。
・証憑等の偽造は本当に見抜けなかったか?
内部帳票資料への依存
外部証憑の確認
・事業内容、業務プロセスの理解が浅かったのではないか?
・監査手法がワンパターンすぎたのでは?
・よく見れば、不自然な動きに気がつけたのではないか?
・もう少し突っ込んだ追及をしていれば・・・。