会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

みずほFG、情報公開優良賞を辞退 暴力団融資問題(朝日より)

みずほFG、情報公開優良賞を辞退 暴力団融資問題(記事の一部のみ)

みずほフィナンシャルグループが「ディスクロージャー優良企業」の受賞を辞退したという記事。

「毎年、情報公開に積極的な企業を選ぶディスクロージャー優良企業が選ばれている。みずほFGは、辞退しなければ2年連続3回目の受賞だった。当初は、経営陣トップが決算説明会などで経営方針を明確に説明していることに加え、「会社にとって都合の悪い情報や自社の弱点についても積極的に開示する姿勢が見られる」ことが評価されていたという。

ところが、傘下のみずほ銀が信販会社を通じて暴力団組員らへの融資を放置した問題を受け、辞退を申し入れたという。」

「ディスクロージャー優良企業」についてはこちら

証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定

「なお、銀行部門の優良企業として選定されたみずほフィナンシャルグループは、同社から受賞辞退の申し出があり、同部門の本年度の優良企業は該当なしということになりました。」

こういうことでは辞退もやむを得ません。

説明覆したみずほ銀行、ずさんな対応を露呈
暴力団への融資を元頭取も知っていた!
(東洋経済)

「そもそも、今回問題となった提携ローン「キャプティブローン」は04年にみずほ銀行とオリコが締結した包括提携に基づいて編み出された。ローンとはいうものの、ベースはオリコの加盟店が顧客に提供し、その初期審査をオリコが行なう個品割賦の仕組みであり、そのうえにみずほ銀行による資金拠出が加わったものだ。しかも顧客が一定の延滞を重ねると、オリコによる代位弁済が実行され、当該ローン債権の求償権はオリコに移る。」

前にも少し書きましたが、こういう提携ローンは、金融機関に限らず、資金に余裕のある一般企業の金融子会社でもやっていそうな気がするのですが・・・。
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