プラント事業の巨額損失問題を調査しているIHIで、2007年3月期に約300億円の追加損失が発生していたことが判明したという記事。過年度の決算を修正するということになるようです。
業績予想の修正および過年度訂正に関する調査状況について(PDFファイル)
工事完成基準であれば、進行中の工事の原価は未成工事支出金というどんぶりに入れておけばよく、工事損失引当金も「合理的な見積りができず企業会計原則注解18の要件を満たせないので引き当てしない」といっていれば、いいのかもしれません。しかし、現在ASBJで審議中の工事契約会計基準が適用になり、進行基準が強制になればそうはいかなくなります(IHIの採用していた会計基準は知りませんが)。最終的な請負金と原価を正確に見積もることのできる体制が必要です。
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