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沖縄旅行5日目 久高島

2018年12月13日 | 観光&グルメ


沖縄旅行の五日目は 河童人が楽しみにしていた琉球の神様めぐり

まずは南城市の安座真港から船に乗ります


往路は高速艇で15分 目指すは神の島 “ 久高島 ”
乗り物に酔いやすい奥さん は引きつった顔をしていました





① ハビャーン


琉球開闢の祖『 アマミキヨ 』が降り立ったとされる地
アマミキヨの名前の由来は 天(あま)とか奄美とかいろんな説があるらしい


河童人夫婦と社会人3人組の計5人で 現地ガイドの方に案内してもらった


このガイドさんは“ 伝承の語り部 ”というよりも “ 神話の研究者 ”みたいな方で
上述のアマミキヨの名前の由来みたいな話を たくさん聞かせていただいた





② フボー御嶽(うたき)



この先に信仰上重要な場所があるらしいんだけど


立ち入りできるのは道から数メートルくらいまでなので 見えるのは木々のみ
こうした場所はあくまで祭祀の場であり 観光地ではないことを再認識





③ 一色浜



理想郷ニライカナイから五穀の種が入った壺が流れ着いた場所とされる


当地に来たのは“ニライ大主”と“カナイ大主”と記述した文書もあるとかなんとか
色んな話を聞かせてもらったけど 最近の研究ではどうのこうのとか
私はこう思っているとかの話も入り混じって 記憶はかなり虚ろなり


祈りをささげるのは神に仕える女性とのことで



メンバー唯一の女性である奥さん が 沖縄の流儀にのっとって祈りを奉げた


日本神道のように柏手は打たず 琉球神道では両手を擦り合わせるようにして祈るらしい
このとき奥さん は 世界の平和を祈ったんだそうな


なお、浜辺の木の根っこが剥き出しになっているのはマングローブ的なあれではなく


今年の夏のでっかい台風で 浜の砂が大量に持っていかれたからだそうだ
逆にハビャーンでは 砂浜の砂がかなり増えたらしい




④ 外間(ほかま)ウプグイ


木の左奥の建物には 琉球王朝の王子に係わる言い伝えが残っている


木を中心とする10メートル四方くらいがちょっとだけ高くなっていて


これも祭祀にかかわる場所とのことで 女性だけが上がっても良いらしい





⑤ 大里家(うぶらとぅ)


この家にまつわる話が面白かったので写真を撮ったけど 建物とかは撮り忘れた





⑥ 久高殿(ウドゥンミャー)


聖なる森の前に建てられた 信仰上とっても重要な建物


左側の建物は背後の森にむけて開け放たれており 扉もない


森を通って来る神様を迎えるためということで 鳥居みたいなもんかと思ったけど
それにしても格子にかけられた服とかブルーシートはなんじゃ? 改装中?


ブルーシートはイラブー(ウミヘビ)の燻製作りのテントになっていました



左の小さな小屋の中でイラブー達が燻されてのテント下の日陰で冷まされるという流れ


イラブー燻製は久高島の最高位の神女ノロの生活を支える重要な産業だったらしいので
まあ神様も大目に見てくれるのだろう


建物内部の撮影はダメ(企業秘密?)だけど入るだけならいいよ と言われて入ってみたら
ガンガン火が焚かれていて 煙たいだけじゃなく半端ない暑さ


そしたら『 入っていいよ 』って言ってくれた人が 別の人に
『 中にいれたらダメだって! 』と怒られていたので 慌てて退出!


こんな時は怒ってる人に謝るべきか いいよって言ってくれた人にお礼を言うべきか・・・
ともあれ 職人さんたちに謝りつつお礼を言って イラブー達に別れを告げました






このあといろんな話を聞かせてくれたガイドさんに別れを告げて
帰りの船まで時間があったので レンタサイクルで島をひとまわり


⑥ ヤグルガー を見たり


ガーとは川など水が流れる場所のことらしく この断崖を下りて清めの水を汲んでいたらしい


でっかい南国っぽい木(がじゅまる?)に感激したり



白黒っぽいけどちょっとオレンジな蝶に やっぱり南国を感じたり






そうこうするうちに あっという間に帰りの船の時間



復路は所要時間25分のフェリーなので



それほど揺れることなく景色を楽しめました






久高島で巡った場所は だいたいこんな感じ




島には信仰に関わる重要な場所がたくさんあり 色んな禁止事項がありますが
禁止といっても罰則があるわけではなく 一人ひとりの信心に委ねられているとのこと

また、神聖な場所であっても写真撮影は基本的に禁止されていません
祭祀の場所であっても そこはあくまでも自然の一部なのだから とのこと



やっぱり河童人は自然信仰が好きです



後半『 斎場御嶽 』へ続く!



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