近頃めっきり寒さを増している ここ北海道
よく晴れた日曜日は貴重なバイク時間となりました
といっても長時間のライディングは身体が辛いので
お手ごろ距離の大沼まで 奥さん とプチツーしてきました
ごくごく普通のルートを選び 国道から函館新道を経て大沼のほとりへ
ちょっと前まで緑だった山々に黄色や赤が混ざり 景色はすでに秋模様へと変わり始めていた
大沼北端近くのキャンプ場まで来たら 向かいの売店で一休み
新商品のオレンジティーで身体を温めたら キャンプ場に戻って風景写真を少々
そこには湖に向かって二つ並んだ椅子が 西に傾いた陽を受けて長い影落としていた
それはまるで 二つの椅子が主を待ち続けているような ・・・
今から半世紀ほど前のこと 毎年この地を訪れる一つの家族があった
男の子は湖で遊び 椅子に腰かけた両親が見守っていた
やがて少年の楽しみは 水遊びから水泳や魚釣りへと変わっていったが
ほどなく少年は別荘内で時間を過ごすようになり 湖で遊ばなくなってしまった
そして やがてこの避暑地にも来なくなった
それから何年もの時が過ぎ
大人になった少年は 妻と子供を連れてこの湖を訪れるようになった
かつて両親が腰かけていた椅子は 大きくなった少年のものとなった
昔は湖への飛び込み台だった桟橋も いつの間にか古く弱くなっていた
そして不幸な事故が起きて 少年は桟橋に鎖をかけて立ち入りを禁じた
そしてまた何年もの時が過ぎる
少年の髪はすでに白くなり 同じく白い髪の妻と二人で椅子に腰かける
そこには静かな時が緩やかに しかし確実に流れていった
やがて白髪となった少年だけが訪れるようになり
そうして今では主を待つ椅子だけが 湖の波音を聞いている
。゜(゜´Д`゜)゜。 うわぁぁぁーーーん
悲しい妄想はやめよう (´;ω;`)
撮影も終わり駐車場に戻ったら そこにも秋らしい景色があった
復路は城岱を通って夕陽に浮かぶ函館山をパチリ
今日は終始天気も良く 十分着こんでいれば問題ない気温だったけど
城袋とその後の函館新道では 指先が冷たくなりました
やっぱ今月一杯が限界かなぁ
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