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嘘つき

2012-11-07 12:10:12 | 家族
母は去年の夏以降認知症が進み始め
秋口からデイサービスに行けるようになった

それまで 
去年の始めごろから
昼食後は仕事そっちのけで
昔の話ばかりするようになった

何度も同じ話 しかも人の話は聞かない

女学校を卒業したら
東京で洋裁の勉強がしたかった

戦後の混乱期 進駐軍がいて
若い女性がレイプされたり
食べ物が不足して米が配給制だったり

もともと住んでいる人ならともかく
そんな危険なところに
田舎から娘を親が行かせないのは当たり前だ

そんなときにちょうどうまく
東京で洋裁をしていた先生が
家庭の事情で地元に帰ってきた

そこに習いに行き始めたと思ったら
親の縁故関係でどうしても農協で働かないといけなくなった

やりたかったこと
ことごとくやらせてもらえなかった 
それがずっと心残り

だから あんたたち(私たちふたりの娘)には
何でもやりたいことをやりなさいと言っていたでしょ

嘘つき

運動の得意でないわたしが
クラブ紹介で見て 点訳奉仕部に入りたいと行ったら
そんな物は将来役に立たないと

じゃあ手芸ならできそうだから
そんなものは家でできると
(母は趣味でフランス刺しゅうをやっていた)

自分が女学校時代やりたかったからって
わたしの一番苦手な球技のテニス部を薦めた
(母は器械体操が上手だったため
先生から半ば強制的にやらされた)

わたしがやりたいこと
ことごとく反対したのは誰?

苦手なテニス部 しかも人数ばかり多くて
毎日毎日中腰で球拾いばかり
ちっとも面白くなかった

わたしも器械体操の方がまだ
よかったかもしれない

テニス部はつまらないので行かなくなった

もともと書くことが好きだったので
点訳奉仕部という珍しい部で
点字を習ってみたかった


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