□□お暇なら来てね。□□

□□韓流(パク・ヨンハ中心)、など興味の向いたものを紹介□□

南極日誌(2005)

2008-08-11 18:52:27 | 映画
南極の映画で思い出すのは「南極物語」(古いっ)
突然出来たクレパスに堕ちたり、ブリザードなど過酷な自然に襲われたり、
四方の銀世界やオーロラの美しさに魅了されたり、暑い夏に冷ややかな風が吹きそうな映画でした。
ホラー的な要素もあって寒い思いもしましたが。。。

厳冬のニュージーランドで長期ロケを敢行し、ソン・ガンホもみっちり山岳訓練を受けて挑んだ意欲作だったようです。
卑劣な街」サンチョルボス、ユン・ジェムンさんも出演。
魔王」ヒス役のチェ・ドンムンさんとか。
「オンエア」にカメオ出演したカン・へジョンさんも、少しのシーンながら花を添えていました。

監督はイム・ピルソン。
本作でデビュー。昨年は二作目「ヘンゼルとグレーテル」がありましたが、面白いのかな?
脚本には「殺人の追憶」などのポン・ジュノ監督だというし期待が高まりました。
音楽は川井憲次さん。
最近では映画「スカイ・クロラ」の音楽を担当しています。


南極日誌


<あらすじ> 零下80度の酷寒。昼と夜が6か月ずつ続く南極。
探検隊長チェ・ドヒョンをはじめとする6人の探険隊員は。到達不能点征服に出る。
(南極到達不能点―南緯82度08分 東経54度58分 海抜3700m 氷の厚さ3000m 地球最低気温マイナス80度記録)
日が沈む前に、到達不能点に到着しなければならない世界最初の無補給横断。
残された時間は60日。
世界で最も難しく不可能に見える挑戦が始まる。。。
ある時彼らは、80年前に遭難したイギリス探検隊によって書かれた日誌を発見する。
やがて日誌に導かれるように不思議な出来事が起こり始め、遂に犠牲者が出る。
隊員隊は進展をめぐって意見をたたかわせるが、隊長が強引に目的地を目指すことを主張する。
ある日からベースキャンプのユジンとの交信も途絶え、通信装備がいうことをきかない。
同時にベースキャンプに送信される奇異な映像と非情交信音。
ホワイトアウトの白い闇の恐怖の瞬間、一人、二人と隊員たちが消えていく。。。

ソン・ガンホ ・・・・・チェ・ドヒョン隊長
ユ・ジテ ・・・・・・・・キム・ミンジェ(医療担当)
カン・ヘジョン ・・・・イ・ユジン(ベースキャンプの通信・業務担当)
パク・ヒスン ・・・・・イ・ヨンミン(副隊長、GPS・地図担当)
キム・ギョンイク ・・ヤン・グンチャン(食事担当)
ユン・ジェムン ・・・キム・ソンフン(通信担当)
チェ・ドクムン ・・・・ソ・ジェギョン(ビデオ撮影、電子装備担当)
・HP 「http://www.amuse-s-e.co.jp/nankyoku/
・K-PLAZA 「http://www.k-plaza.com/movie/en_mov_na04.html
(↓ 以下ネタばれあり)

ウィルスのない南極で風邪に似たものが発症したり、
謎の小屋があったり、
日誌が酷似しているのは輪廻を意味しているのか?
ベースキャンプに何故あの映像が届いたのか?
自殺した息子の部屋にいた白い影は何だったのか?
謎は謎のまま。。。曖昧な終わりで余韻を残していました。

プロの探検隊なのですが、極限状態に追い詰められていくと
不信、対立、限界、死への恐怖、
人はやはり狂気に侵されてしまうものなのか。。。
ロープを手放したり、無線機を分解しして、凍傷の足を切断したり、
目的到達のために犠牲にしたものがあるからこそ固執・執着することしか出来ない隊長。
そしてとうとう到達不能点を征服したミンジェ、隊長とのやり取りは切なかったです。
自分の居場所、人は何のために生きるのか。。。
ソン・ガンホとユ・ジテは圧倒的な存在感で熱演していました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする