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□□韓流(パク・ヨンハ中心)、など興味の向いたものを紹介□□

パラサイト 半地下の家族

2020-01-25 20:06:20 | 映画
字幕ついて見られるようになったら視聴したいけれど
キャストが変わったらまた関心度は変わるかも。

・「『パラサイト 半地下の家族』のドラマ版を製作する理由について、ポン・ジュノ監督が語る
(抜粋)
 「映画は、2時間ほどで終わってしまいます」と彼は答えた。
 「でも、映画で描かれたシークエンスの合間に起こっていたであろうストーリーが、かなり多くありますし、
 各キャラクターのバックグラウンドストーリーもあります。僕はそのアイディアを、
 5~6時間の映画で自由に表現してみたいのです」



公開が長らく楽しみでしたが、直前になって海外の賞レースで賑わいニュースになると
韓流に関心のない友達からも口にするようになって。
ポン・ジュノ監督作品では「母なる証明」も好き。
(ちなみに69年生まれ)

階級社会で悲哀に満ちた人々、衝動的か必然か人生を変えてしまう行動を
リアルに見せていくのが上手い監督。
「殺人の追憶」は真犯人が別件で刑務所にいることも昨年ニュースとなり話題が尽きません。
監督はネタバレ禁止と話していましたが公開後だからか、Wikiでは結末まで載っています。

貧乏一家が金持ち一家に
あれよあれよと取り入る方法はあれでも知恵があり、仕事は仕事、しているんですよね。

韓国の映画やドラマを知っていると
(屋根部屋や)半地下、うんときつい坂の上に豪邸、など貧富の格差あるあるな光景。
監督はじめプロモーションで「におい」について口にしていたのがよく理解できて。
半地下街一帯の撮影現場を臭い付きで再現していたと言うので、想像はついても劇場で良かったと多々思う。フフフ

ブラックユーモアを交えながらテンポよく話が進み
応援したくも悲しみに包まれもする、世界観が変わりドミノ倒しのように修羅場へと進む後半は
思いがけず目を背けたシーンもありましたが、これぞ韓国映画と象徴するよう。
上には上があるように下にも。。
闇の奥に何かがある。ざわ。。ざわ。。


このポスターも良い。
イ・ソンギュンさんの低音ボイスは相変わらずセクシー。


エンディングロール中、ピアノの音色に癒されました。
・公式サイト「パラサイト 半地下の家族

[あらすじ]
全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは
ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。
そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが。。
この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。

ソン・ガンホ ・・・・・・キム・ギテク 父
チェ・ウシク ・・・・・・キム・ギウ 息子
パク・ソダム ・・・・・・キム・ギジョン 娘
チャン・へジン ・・・・・キム・チュンスク 母

イ・ソンギュン ・・・・・パク・ドンイク 社長
チョ・ヨジョン ・・・・・パク・ヨンギョ 社長夫人
チョン・ジソ ・・・・・・パク・ダヘ 娘
チョン・ヒョンジュン ・・パク・ダソン 息子

イ・ジョンウン ・・・・・ムングァン 家政婦
パク・ミョンフン ・・・・グンセ 家政婦の夫
パク・ソジュン ・・・・・ミニョク ギウの友人

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[ネタバレあり]

監督が「下女」もモチーフとなっていると話していて未見ですが
リメイクされたチョン・ドヨン主演「ハウスメイド」は見てました。
こちらも階級社会でのあれこれが描かれて。

ブルジョワ・パク一家に従順に温厚に振舞っているキム一家は
半地下で見せている姿と同一人物かと思うほど印象が変わる。
汚水や消毒やカビや、半地下で体に染みついた臭いはキム一家自身では気付けない。

あの嵐の夜、
完璧な振る舞いを見せていた家政婦が、変貌したようにずぶ濡れでズタボロな格好で訪れ忘れ物を取りに来たと
豪邸のワインセラーなどがある地下の、
さらに地下が隠されていて夫を住まわせていたことがわかると
夫婦を見下し言葉も乱暴になるキム一家。
夫婦もキム一家の正体を知ると逆に脅したり泥沼。

地下室があるのは知らないし自宅で何が行われているのか、知る必要もないパク一家は
彼らの臭いが気になるもののそれ以上気付きも考えもしない。
嵐でキャンプから帰ってきた後は対比がコントのよう。
長い長い坂と階段をおりてへとへとになって帰り着いたキム家一帯は
大雨で浸水、避難所とたっている体育館で一晩を過ごす。

私は千葉に住んでいたころ二方の坂の下、家の隣はどぶ川が流れ台風で床上浸水を経験しているので、
パク家やパーティーに集う人たちの、洪水被害も知らない翌日の能天気パーティーとの対比も
一線を超す後押しをしているように思えました。
下でごちゃごちゃ生きるためにあがいていても、どこ吹く風な上流の方々。。
無自覚だけに傷つけることも。
スイッチを押したのはやはり「におい」で。。
半地下も地下も地下、同じ穴の狢。

行方不明とのニュースに、すぐ豪邸の地下室が浮かびました。
ビンゴ!
父はいつか気付いてもらえたらとモールス信号でメッセージを送り、
息子は豪邸を買うくらい稼いで迎えに行く、という夢を見る。。
そしてエンディングロールが流れオープニングと同じピアノが余韻を歌い、韓国映画っぽかったです。
コメント
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