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八重歯

2012-09-17 14:26:03 | 日記
 歯の大きさと顎の大きさの調和がとれていないことが原因です。矯正歯科医院を訪れる患者様の主訴としては最も頻度の高い症状といえます。歯の萌出順序の関係で典型的には側切歯が内側に引っ込み、犬歯が頬側に張り出すいわゆる八重歯となりますが、八重歯でなくとも、凸凹な歯並びのことを総称して叢生(ソウセイ)といいます。他に乱杭歯などとも呼ばれます。叢生、八重歯の典型例です。凸凹の程度としては重度の部類に入ると思います。
 このくらい凸凹があると抜歯せずに治療するのは無理があるかな、と感じます。可能か否かと問われれば可能と答えますが、非抜歯で治療するデメリットがあまりにも大きい気がします(歯周組織に与える影響、側貌の審美性、術後の安定性など)。
 叢生の問題点として、口腔清掃の困難さが挙げられます。口腔内の二大疾患である虫歯も歯周病も原因を辿れば歯垢(プラーク)に行き着きます。歯垢(正確には歯垢中に潜む細菌)さえなければ虫歯にも歯周病にもなりません。歯科医院に行くと老若男女問わず、「歯を良く磨いてくださいね」といわれるのはこのためです。歯垢対策が口腔内の健康対策の基本であることは間違いありません。

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 また、この症例の場合は犬歯は咬みあっておらず歯としての機能は全く果たしていません。「歯を抜いてまで・・・」という理由で矯正治療をためらう必要も無さそうです。矯正治療をしない限り犬歯が咬みあうことはありえないからです。すべての歯が効率よく噛める環境が整いました。矯正治療には確かに時間がかかります。
 けれど・・・一生のことを考えてみればそう長い時間でもないかもしれませんよ。13歳の患者様です。でこぼこはさほどでもありませんが、口元が突出している感じがします。ご本人も気にしている様子でしたので、小臼歯を抜歯して治療しました。叢生の典型的症状として八重歯を想定した模式図です。
 ここでは上下の第一小臼歯を抜歯した場合の治療イメージを説明します。後の重ね合わせの為に全体をピンク色にし、抜歯予定の第一小臼歯はグレーに着色しています。
 治療後の模式図です。上記の図に比べて上下の小臼歯が1本少なくなっています。次にこの2つの画像を重ね合わせてみます。抜歯した隙間を利用して歯を並べるだけでなく、前歯を後退させて口元の突出感を改善させることも可能です。

子供が医者さんを嫌がる原因

2012-09-17 14:03:09 | 日記
 子供が歯医者を嫌がる理由はいろんなことが考えられます。そのなかで一番大きな理由は治療がいたいから…。きっといたくない治療をしてくれるなら、きっと嫌がらずに行くことでしょう。このページでは子供が歯医者を克服(こくふく)する方法を探っていくことにしましょう。いたくない歯医者なんて夢のようだと思いませんか?
 けれど、これが実在するんです!以前テレビでやっていたことがあるのですが、仙台にある歯医者さんなんです。その病院では「3Mix-MP法」という治療を行っています。最近ではテレビや新聞、健康雑誌などで数多く取り上げられるようになっているので、知っている人もいるかもしれませんね。
 これから少し「3Mix-MP法」について説明する前に、きちんと知っておいてもらわないといけないことがあります。
 それは、この治療法が虫歯に限ったものではないということです。バイキンが原因となる口の中の病気すべてに効果的な治療なんですよ。「3Mix-MP法」とは簡単に言うと、薬を使ってバイキンを取り除くという治療です。これは内科治療では一般的なものですが、歯の治療でバイキンを完全に消すのはむずかしいとされていました。バイキンがいなくなるということは、治ろうとする力をジャマするものがいなくなるので、組織(そしき)が元通りになるというわけです。メディアで紹介される回数がふえてきたとはいえ、普及してからまだ何年も経っていません。この方法で治療できる歯医者さんは10人くらいしかいないのが現状ですね…。おとなでも歯医者嫌いな人がいるくらいなので、子供が嫌ってもなんの不思議もありません。よほど治療が上手で痛みを感じないうちに終わらせてしまうなら別ですが、いくら腕のいい歯医者さんでもムリなものがあるでしょう。

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 ですが、嫌がるからといって放っておくと虫歯はどんどんひどくなってしまいます。よく子供に「あっという間に終わるし、全然いたくないよ」なんていうお父さん、お母さんがいますが、それは子供にウソをついていることになります。
 子供にしてみれば親にウソをつかれたうえに歯医者では痛い目にあって、さんざんな思いをします。甘いものを食べ過ぎたり、歯磨きをしなかったりしたせいで治療しなければならないとこを親もお医者さんもきちんと説明してあげましょう。3歳以上のお子さんなら、わかると思いますよ。はっきり言って歯医者さんで完全にいたくないように治療してもらうことはできません。ですが、子供がおとなしくしていてくれれば治療もしやすくなりますよね。
 どうにかして子供が歯医者を嫌がらない方法はないのでしょうか。まず家で親は子供の前で「歯医者、いたかった」なんて言うのはやめましょう。また、歯医者さんはなるべく院内を明るい雰囲気にしましょう。
 子供のなかで歯医者さんは暗いイメージになっていることが多いです。それから、たくさん話しかけてあげてください。歯医者さんに行ったらお医者さんまかせにするのではなく、親も協力するといいですね。
 お母さんが診察室に一緒に入らないというのも一人で頑張らなきゃ!と思うのでかえって効果的な場合もあるんですよ。あとは、子供専門の歯医者を選ぶというのも一つの手です。そういった歯医者はアニメのビデオをながして、それを見ているあいだに治療をすませたり、壁にたくさんキャラクターのイラストが描かれていたりと、いろんな工夫がなされています。そのほか、初めてなら上手だと評判の歯医者にいってみるのもいいかもしれませんね。