歯の噛み合わせ

　歯の噛み合わせの治療には、歯列矯正や咬合治療やスプリント治療などの方法があります。それぞれの症状にあわせて、これらの治療法を選択していくのですが、これに顎関節症も併発している場合は、外科手術なども行うこともあります。また、普通は顔のゆがみを治す目的の頭蓋骨矯正も、歯の噛み合わせを目的として行われることもあります。歯の噛み合わせによって頭痛は起きるのか、という問題ですが、これは、いまのところ、はっきりとした関係性は証明されていないといえるでしょう。
　歯の噛み合わせが悪いことによって、頭や顔の筋肉に影響を与え、筋肉が緊張している状態が続くために頭痛を引き起こす可能性はありますが、何ら裏付ける統計が取れているとはいえないようです。歯の噛み合わせの治療は、まずカウンセリングから始まります。そして、現状の歯のチェックをして、虫歯があれば治療し、かぶせ物や義歯、インプラントの調整が必要であれば、それも行います。その上で噛み合わせをチェックして、治療へ入っていきます。

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　また、歯が痛いのが、虫歯ではなく、噛み合わせの悪さから、歯に余計な力がかかって痛みを感じていることもあります。歯が痛いと感じたら、噛み合わせの治療も考慮に入れたほうがよいかもしれません。歯の噛み合わせについてですが、上に14本、下に14本の永久歯があるのが本来の本数です。これが前後にデコボコになっていたり、どれかが抜けていたりすると、噛み合わせが悪いということになります。
　また、上下を比べて、前歯が揃っていること、また、噛んだときに上下の歯が少しずつ重なること、などが理想的な噛み合わせとなります。また、鼻の先からあごにまっすぐの線を引いたときに、口元が出てしまう場合、口が閉じづらい場合があります。

歯並びの悪い例

　赤ちゃんの歯並びが悪いと気にされている方も多いようです。しかし、赤ちゃんの乳歯の時期に歯並びが悪いと気にされていても、生え変わって永久歯のときに正常な歯並びになれば問題はなく、特に、よく言われる歯の間に隙間が空き過ぎている、という心配は、それが永久歯になるときには、永久歯は乳歯より大きいですから、逆にそれぐらいの隙間がないと収まらないこともあるので、隙間はあったほうがよい、ということになります。
　おしゃぶりが歯並びに悪影響という話もありますが、歯並びのケアも考えてつくられたおしゃぶりがあります。歯並びが悪い状態とは、どのような歯並びのことをいうのでしょうか。
　まず、アゴの発育が悪く、歯が収まりきれなくなって、デコボコに重なって生えたりする、乱杭（くい）歯というものがあります。そして、前歯が突き出ている出っ歯。その逆の受け口。そして、噛んだときに前歯が深く重なってしまう、過蓋咬合。そして、横から見たときに口元が外に出ている上下顎前突などがあります。芸能人で歯並びが悪い場合、だいたい売り出す前に急いで直そうとするので、差し歯にしている人も多いようです。本来、歯列矯正で直したほうがよいようですが。

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　加藤あいさんなどは、差し歯の金属のせいか、歯茎が黒いなどと言われる時期がありました。松田聖子さんのは、歯茎もきれいで一見わからないですね。また、チャゲアスのアスカさんも差し歯だといわれていて、5年に1回は入れ替えているとか。
　昔は八重歯はチャームポイントという認識でしたので、そのまんまのアイドルもたくさんいましたね。アグネス・チャン、石野真子、小柳ルミ子などもそうですね。それが、だんだん変わってきて、歯並びが悪いのは直す傾向になり、渡辺真里奈さんや南野陽子さん、芳本美代子なども治しているようです。
　男性ではダウンタウンの浜田さん、ナイナイの矢部さんも差し歯のようです。中山美穂さん、斉藤由貴さんは自らインタビューなどで差し歯であることを明かしています。神田うのさんは子供のころに歯列矯正で直したそうです。やっぱり育ちがよいようで。また、最近は逆に、沢尻エリカさんのように八重歯を治さない方もいますね。