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正中離開歯の治療

2012-09-19 15:21:59 | 日記
 正中離開とは、真中の2本の歯が離れて、隙間が空いている歯(真中のすきっ歯)のことです。治療法としては、一般的な矯正治療のほかに、ダイレクトベニアによる方法と、セラミックによる方法があります。矯正治療とセラミックによる方法は、一般に広く知られていますので、ここでは、ダイレクトベニアによる方法をご紹介します。単なる正中離開にとどまらず、形も高さも違っていました。正直なところ、どのくらいのレベルで治せるのかという確かな自信はありませんでした。しかし患者さんの予想を超えて、すばらしいレベルで仕上がりました(右の写真)。
 歯は一切削っていません。一回の治療(60分ほど)で終わりました。矯正ではこのような結果を得ることはできないでしょう。使用する材料は、コンポジットレジンといって、主に、前歯の虫歯の治療に使われるものです。色の種類が豊富で、様々な歯の色に対応しています。まず、歯は一切削ることなく、エッチングなど歯の表面処理をし、コンポジットレジンが歯に接着できるようにします。正中の隙間に向かって、コンポジットレジンを盛り足していき、正中が閉じるように形を作ります。また、個々の人の歯の色に合うように、何種類もの色を重ねてゆきます。この形の付与と色の重ね合わせが、技術のポイントで、熟練を必要とします。
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 ある程度形が出来ましたら、光照射をして、コンポジットレジンを固め、歯に接着させます。仕上げに、更に詳細に歯の形に形成していき、研磨して完成です。この形成も熟練を必要とします。ある衛生士学校の授業では、この方法は難しく、うまくいかないとして紹介されたそうです。私は、平成13年、沖縄で勤務医をしていたとき、この方法で治療をしてほしいという女性の患者さんに出会いました。その時は、そのような方法は未だ紹介されていないし、うまくいかないと思いますよと、お断りしたのですが、うまくいかなくてもよいから是非お願いしますと言われ、試しにやってみたのです。当然ながらうまくいきませんでした。
 しかし、このときの失敗がヒントになり、以後の経験に大いに役立ったのです。平成14年に東京の勤務医になり、同じような要求の患者さんに出会いました。沖縄での失敗をヒントに、再チャレンジしてみたら、かなりうまくいったのです。それからは、この方法をする度に上手くなり、新たな手法も加え、現在に至りました。この方法に関する限り、私はトップレベルの技術と症例をこなしていると思います。まだ、開院して2年の経過例しかなく、それ以上の長期の予後は分かりませんが、今のところトラブルはありません。1例だけ、早期に取れてしまって、無料にて再治療しましたが、それ以外は、私の知る限り、満足していただいています。

 義歯と歯周病に関する質問

2012-09-19 14:52:34 | 日記
 症状によって、治療開始時期が違ってきます。
 気づいた時点で、なるべく早く相談されることをお薦めします。大人の方でも、矯正治療を受けている方はたくさんいらっしゃいます。症状によって、また治療内容によって期間や費用は異なります。本格的な治療においては、ふつう月に1ないし2度程度の通院で1~3年ぐらいかかり、治療後1年程度は保定のための通院が必要です。また、支払い方法はご相談下さい。治療開始までに、検査、診断、歯みがき指導などで3~4回。口の中に装置が入った場合、だいたい月に1~2回程度です。
 予約日を守ることは、早く治ることにつながります。決められた通院日には、忘れずに来院しましょう。初めて装置をつけたときは、3~4日歯が浮いたような感じがありますが、1週間程度で慣れます。普通の歯ブラシを使用しても問題ありません。また、義歯洗浄剤を併用すると効果的といえます。また、洗浄用の専用ケースがある場合もあります。一度、歯科医にご相談下さい。就寝時には毎晩必ず外し、洗浄等の基本的な手入れを行い、起床時にまた装着するようにして下さい。 なお、中には義歯の種類や残っている歯の状態によって、洗浄後そのまま装着して寝ても良い場合もあります。義歯は異物のため、大きいほど違和感が強く、慣れるのに長い期間を要します。薄く作成できる精密義歯やインプラントをおすすめいたします。歯周病とは「歯を支える骨が溶ける病気」です。
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 歯と歯茎の境目についた歯垢(プラーク)から歯の根にそって菌が入り込み、 歯を支えている周りの骨をじわじわと溶かしていき、最後には歯が抜け落ちてしまいます。歯肉に炎症がおきた状態を歯肉炎、歯槽骨などを支えている組織全体が崩れてしまう病気を歯周炎といいます。また、歯周病は「沈黙の病」などと呼ばれるようにほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります。同じものです。
 これまで、歯の周辺の歯肉が腫れ、膿が出るという症状から「歯槽膿漏」という名称が主に使用されていました。一方で最近は、歯肉だけでなく、歯を支える歯槽骨を始め、歯の周辺の広範囲に様々な症状が表れるため「歯周病」という名称が多く用いられるようになりました。歯周炎は炎症が歯の周辺の広範囲に及んで、歯肉だけでなく歯を支える歯槽骨まで広がります。その症状には個人差があり、大半の歯槽骨を失うほどの重いケースもあります。
 一方で歯肉炎は炎症が歯肉のみに及んでいる症状で、歯の周辺の歯槽骨は正常な状態にあります。歯周病は成人してから起こるものと思われていますが、実は歯周炎の前段階ともいえる歯肉炎は幼少期から起こりうるものなのです。
 また、歯周炎は痛みなどの自覚症状がほとんど無いために、発見が手遅れになることもしばしばです。歯周病を予防するために、毎日の歯磨きと歯科医院での定期検診が重要です。