NEAT P-88H with HYSTERESIS SYNCRONOUS MOTOR
リムドライブ式LPレコードプレーヤーです。
Quichsilver Audioプリアンプの関連です。
高崎市にあった(場所は変わっていますが、今もある)クラシック喫茶の往年の様子を蘇らせる催しが12月に開かれます。
その一環として当時のレコードを当時の装置で聴こうと言うことらしい。自分は直接の関係者ではありませんので、詳しい話は分りません。
でも、その喫茶店に行ったことはある。群馬交響楽団員のメンバーによる演奏会が定期的に開かれていました。
当時の音楽再生装置の記憶はありません。現在残っているのはスピーカーだけ。他の再生装置は別途、用意する必要がある。
当時のアンプは管球式。管球アンプは自分の師匠の分担です。
自分の役割はLPプレイヤー(カートリッジ)とフォノイコライザーです。
フォノイコライザーはフォノイコライザー内蔵のQuichsilver Audioプリアンプで一応の目処は立ったのですが・・・・、やや大袈裟かな〜 単体フォノイコライザーアンプに替えるか思案中
手元にあり、当てにしていたLPプレイヤー(ベルトドライブ式)は不調。
不動品は粗大ゴミとして処分しました。
LPプレイヤーの次の候補が NEAT P-88H。 4年ほど前、オーディオに詳しい知人から譲っていただいたものです。
○NEAT P-88Hを入手した経緯
ターンテーブルのドライブ方式で音は変わるか?
変わる。自分も変わると思う。
じゃ、どんなドライブ方式が良いか。
知人はリムドライブが好きと言う。(自分はベルトドライブが好き。)
どんなメーカーが良いか。
リムドライブと言えば、アメリカの業務用メーカー製が念頭に浮かびました。
知人の答えは違っていました。『ニート』
え、何処かで聞いたことことがある。日本製?
整備した品があると言う。
試してなんぼの世界。譲って貰うことにしました。
結局、未開封のまま、今日までレンタル倉庫に眠っていました。
ターンテーブル取り付け前
NEAT P-88H with HYSTERESIS SYNCRONOUS MOTOR
「HYSTERESIS SYNCRONOUS MOTOR」当時の最新モーターを使っている。最先端のレコードプレイヤーと言う意味なのでしょう。
central 蓋の裏側
リム部拡大
「リム」(中央の黒円)は「モーター軸」と「ターンテーブルの外周の内側」に接触するように配置し、モーターの回転をターンテーブルの回転に変える役割を持っている。
その上に縦に並んでいるネジは(多分)回転調整用と思われます。弄っていません。
その横にある二つの穴はターテーブルを滑らかに回すためのオイル注入孔です。
回転数は33、45、78に切り替え出来ます。つまり、LP、EP(ドーナツ盤)、SPレコードにも対応しています。
軸受け用オイル テクニクスSP-10Ⅱ用
メンテナンス用としてAmazonで買いました。
アルミ製ターンテーブル(裏側)
重量は測っていませんが、ずっしりと重い。
ターンテーブル 直径33cm
LPレコードの直径は30cmなので一回り大きい。
ターンテーブルの直径が大きいほど慣性重量は増える。回転が安定する。
ロングアーム:メーカー不明 グレース?
シンプルなスタティックバランス型。重針圧用と思われます。
トーンアーム 針圧&ラテラルバランス調整部
手持ちカートリッジ(ヘッドシャル付き)は重量は軽すぎて、針圧のバランスが上手く取れない。重量級ヘッドシェルが必要です。ヘッドシェルに硬貨を乗せる手はあります。格好が??
シュアー M44-7
丸針。シュアー M44G より針が太い。モノラルレコード用として購入したもの。試聴程度で未使用品に近い。
全体像
蓋はしっかり固定出来る
アクリルカバーは曲線
当時はかなりの高級機だったでしょう。
手前 NEAT P-88H 後方 LUXMAN PD-350
NEAT P-88Hが二回り程大きい。
○音出し
リムドライブの擦音は気になりませんでした。
良い音で鳴っています。
○不具合あり
ヘッドシャルとアーム接合部の接点が甘い。片チャンネル途切れることがある。
現在のヘッドシャルでは軽すぎて、十分な針圧が取れない。
回転速度調整用ストロボ
回転がやや遅い。回転速度は調整できそうですが、やり方が分からない。
インシュレーター(本体を支える脚)がない。
臨時に用意したインシュレーター
持ち運びには大きくて重すぎる。
アームリフターがない。貴重な借り物のレコードを使うのは不安あり。
針の上げ下ろしは、ターンテーブルの回転を止めた方が安全か?
移動先の現場での再調整が面倒そう。
と言うことで、当時のLPプレイヤーを彷彿とさせ、味はあるのですが、採用は見送りか?
次の候補の当てはある。
DENONのダイレクトドライブ式
軽くて、ポンと置き出来るので楽です。
BGMとしてCDも流すみたい。
その再生装置も自分が用意してすることになりました。
これは最新鋭の超小型最新システムを用意するつもりです。