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プリアンプの変遷 

(前置き)
 オーディオに興味を持ち始めた頃、タカシン電気(高崎市)に通っていました。
 ラックス(LUXMAN)の特約店でした。ラックスは真空管アンプキットを出していました。半導体アンプキットを色々弄りました。完成品も買いました。
 特に印象に残っているラックス製品は管球式プリアンプCL-36U です。CL-36はロングランとなった管球式プリアンプCL-35シリーズの後継、真空管式フォノイコライザーを持ち最終モデル。CL-36U のU はウルティメートの略称。美しい漆塗りの箱に納められていました。 台数限定バージョンでした。

 タカシン電気は山水の特約店でもありました。このためJBL製品が充実していました。
 自分はJBLのスピーカーユニットとラックスの真空管アンプを組み合わせたマルチアンプをやっていた時期が長かった。この頃がオーディオ熱が一番高かったように思う。

 この後、ALTEC 620B(スピーカーユニット:同軸38cm  604−8H 搭載)を入手。これを駆動するために全段差動300Bプッシュプルアンプをオーディオ師匠に二台作ってもらいました。
 
 全段差動300Bプッシュプルアンプの特徴は残留ノイズはほぼないことです。高能率ホーンに耳を近づけても残留ノイズが聞こえない。
 音質の良し悪しは好みの問題が大きい。残留雑音は誰でも分かる。雑音の中で音を拾う作業はしたくありません。
 もう一つの特徴はバランス回路です。入力端子はバランス入力のみです。

 ALTEC 620Bと全段差動300Bプッシュプルアンプの組み合わせが今もオーディオシステムの骨格となっています。
(前置き終了)
 
 プリアンプの主な遍歴
①LUX  CL-36U 日本製
 フォノイコライザー付きの真空管プリアンプのラックスの最終製品。
 音は繊細。敢えて言えばクラシック向き。
 漆塗りの美しい木製ボックスの収められている。愛用のLUXのLPプレイヤーPD-350と対をなす製品です。
 フォノ部が故障し、そのままお蔵入りとなりました。

 以下は今も現役です。セレクターは使っていないので繋ぎ替えします。

②Qiicksilver Audio pre amprifire アメリカ製
 同社の真空管パワーアンプを入手したのが縁です。CD以降の合理的設計。スピード感溢れたアンプ。質実剛健。音も良かった。師匠も影響を受けたようです。
 プリアンプがあることを知り入手しました。増幅率が高い。その分、SN比は良くなかった。バランス出力はなく、アンバランスーバランス変換が必要でした。
 フォノイコライザーアンプ搭載 
 LPレコードからCDへの移行期に生まれたモデル。

③KRELL KRC-2 アメリカ製
 半導体プリアンプ。全段バランス回路。入出力XLR(バランス)端子あり。
 クレル製品に共通したことですが、外装も内部配線も非常に美しい。CDトランスポート KRELL MD-1と同時代の品。KRC-2用リモコンで、MD-1の操作が可能。

④SONIC FRONTIRE  SFL-2 カナダ製
 真空管式プリアンプ。入出力XLR(バランス)端子あり。
 音は端正。電源部別躯体。真空管アンプとしてはSN比が良い。位相反転、負帰還量可変と弄り甲斐がある。

⑤オーディオ師匠作全段差動プリアンプ 
 全段差動300Bプッシュプルアンプ駆動用として作られた。増幅部の真空管はWE407Aを片チャンネル計3本合計6本。電源部は整流管式。
 完全バランス回路。音量調整は抵抗を組んだアッテネータータイプ。XLR(バランス)端子付き。
 黒革貼のシャーシー。非常にコンパクトに仕上げられています。ずっしりと重い。
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