上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

大島サイクリング081102

2008年11月07日 23時57分56秒 | チャリ

(東京都大島町公式サイトより引用)


 大島一週サイクリングは、道路の海側を走りたいので時計回りにした。風向きが気になるところだが、どうなるか。


 野増地区の宿から坂を下って一週道路に出ると、ちょうど一番のランナーが白バイに先導されてやってきた。今日は駅伝大会で、一週道路は規制されるとのこと。例によって出発が9時半過ぎで、駅伝が来る前に行ってしまう作戦は早々に消滅。
 たらたら歩道を走って元町方面へ。上り坂で二番手のランナーに追い越されそうになった。


 自転車屋の前もレンタサイクル屋の前も多少躊躇しつつも素通りし、駅伝応援に湧く元町にかみさんを残して、三人でサンセットパームラインを進む。追い風ですいすい。写真は天気悪そうだけど、そんなでもない。赤い舗装は野田浜のダイビングセッティング場所の広場までで、そこで行き止まりかと思いきや細い道路が右曲がりに伸びていた。いきなり結構な坂道で、即チャリを降りて押す。まだ走り始めなのにこんなところで体力使えません。


 岡田(おかた)港手前で一週道路に出、沿道の食料品店で昼食のパンを買う。大島にはコンビニはないらしい。こういうお店久しぶり。島らしくてよい。が、賞味期限には注意しつつ。
 岡田を過ぎると、椿林の中の道になる。道路より高い沿道の土地を削って道を広げたのか、伸びた根が露わになっている。写真のようにかなり高低差のあるところはさながらアンコールワットの様相。撤収した駅伝大会のための車両が続々と通り過ぎていった。


 島の北東の、青い線=一週道路がつづら折れになっている根元にある都立大島公園には、当初ここで昼飯かと思っていたが、11時過ぎに着いた。椿資料館(入場無料)をしばし見学。シーズンオフとはいえ三連休、観光客がほかにもちらほら。大島の椿はヤブツバキで、アンコ椿ではない、といった案内の女性の説明が聞こえてきた。かみさんからは、サンセットパームラインをたらったら走ってるとこだとメール。
 資料館を出て、いよいよ坂道を登り始める。ここから2km、ゆるやかな上り坂、がんばれ、なんて看板が沿道に。まさかサイクリスト向けのもの?。たしかに比較的ゆるい坂だが長い長い。で、ヘアピンのところは急にきつくなってて、またチャリをおりる。溶岩積みの擁壁が美しい。車はほとんど来なくて、しんどいけどのんびり走れる。


 昨日、車で走ってわかっていたことだが、この坂、終わりらしい終わりがない。が、砂漠の片隅が見えたところでちょっと一休み。鳥取砂丘のような、あるいはアメリカ大陸のような砂漠の中の一本道を想像して、学生の頃から大島サイクリングを夢想していたのに、沿道両側に防風林?がびっしりで、滅多に砂漠の風景が現れない。


 で、再び砂漠が見えたところで、車の轍があるのをいいことにチャリで走ってみた。砂より粒の大きい溶岩のかけらの層が比較的締まっていて、多少ハンドルは取られるがなんとか走れた。


 とぎれとぎれに現れる上り坂に、昼飯の機を逸してしまい、結局波浮港まで走って1時半過ぎ。湾の上から見ると非常にこぢんまりとした集落の中にある、宿のおすすめの寿司屋で地魚握りを食す。おなじみのもののほかホウボウとかナワキリとか白身魚シリーズ。


 食後はペースを控えめに、西日の海沿いを気持ちよく走る。といっても、相変わらずアップダウンが続く。伊豆半島みたいな感じ。
 千波の地層で、昨日も見たような夕日に照らされる様を写真に撮りたくて大休止。昼飯用のパンを食ったりとかして。でも雲が出てきて小一時間で引き揚げ。で、宿には16時過ぎに戻った。一週50km強の道のりで、アップダウンを考えても人並み以下のペースだろうが、予想外に早かった。かみさんは部屋で昼寝していた。
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