冬は紙作りの最盛期。
昼間は紙作りで忙しいので、
仕事が終わって帰宅してから、夜な夜な和紙にこんにゃく糊を塗っています。
こんにゃく糊とは、こんにゃく芋からとれるこんにゃく製粉を水でといたもの。
水少なめにして凝固剤を入れて煮るとこんにゃくになります。
和紙に塗るので、とろみがある程度にとかします。
普通は刷毛で塗るのですが、
バッグ用極厚の紙にぬるので、手ですり込んでいかないといけません。
あ、こんにゃくはかぶれたりするので、素手ではなく手袋をしてます。
力を込めて塗り込んでいくので結構力がいります。夏だったら大汗をかいているところです。
何故冬しているのか?
こんにゃく糊はとても腐りやすいから。
冬でも二日分しか作り置きが出来ません。
すぐに匂ってきたり、とろみが消えてしまうのです。
こんにゃく糊を作るのにも半日かかるので、作っては表に塗り込んで乾かして、作っては裏に塗り込んで乾かしてを繰り返しています。表と裏と2回塗ったら、煮て完成。
ではなく、今回は藍染めをしたいので、まだまだ出来上がりは先。
和紙を作るだけでも一ヶ月とすごく時間がかかるのに、こんにゃく糊を塗って、煮て乾かして染めをして乾かして、、完成はいつになるやらです。