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朝の光(聖書の言葉)

新しいもの (伝道1:9)

新しいもの


 (伝道1:9)


「かつてあったことは,

これからもあり

かつて起こったことは,

これからも起こる。

太陽の下,

新しいものは何ひとつない。」




「コヘレトの言葉」は

新共同訳聖書で用いられた翻訳ですが,

新改訳聖書では「伝道の書」です。


この世の生命は有限です。


「新しいもの」は

この世にはありません。


唯一の「新しいもの」は,

創造主であり,イエスの命です

といっているようです。


「コヘレトの書」の結論は

次の言葉です。



 (コヘレト12:1)

「青春の日々にこそ,

お前の創造主に心を留めよ。

苦しみの日々が来ないうちに。

『年を重ねることに喜びはない』と

 言う年齢にならないうちに。」



 (コヘレト12:13)

「すべてに耳を傾けて得た結論。

『神を畏れ,その戒めを守れ。』

これこそ,人間のすべて。」






新約聖書での「新しいもの」は,

「創造主に心をとめよ」から,

「聖霊による内なる人」です。



コヘレトの結論も新約聖書の結論も,

どちらも神を知り,

神を畏れることだといいます。




「新しいもの」とは,

永遠の命です。


 (2コリント4:16)

「わたしたちの肉体は

年をとっていきます,

わたしたちの聖霊による内なる人は

日々新しく成長されます。」
 







☆彡


(コヘレト1:1-17)

「エルサレムの王,

ダビデの子,

コヘレトの言葉。

コヘレトは言う。

なんという空しさ

なんという空しさ,すべては空しい。

太陽の下,人は労苦するが

すべての労苦も何になろう。

一代過ぎればまた一代が起こり

永遠に耐えるのは大地。

日は昇り,日は沈み

あえぎ戻り,また昇る。

風は南に向かい北へ巡り,

めぐり巡って吹き

風はただ巡りつつ,吹き続ける。

川はみな海に注ぐが

海は満ちることなく

どの川も,

繰り返しその道程を流れる。

何もかも,もの憂い。

語り尽くすこともできず

目は見飽きることなく

耳は聞いても満たされない。

かつてあったことは,

これからもあり

かつて起こったことは,

これからも起こる。

太陽の下,

新しいものは何ひとつない。

見よ,これこそ新しい,

と言ってみても

それもまた,永遠の昔からあり

この時代の前にもあった。

昔のことに心を留めるものはない。

これから先にあることも

その後の世にはだれも心に留めはしまい。

わたしコヘレトは

イスラエルの王として

エルサレムにいた。

天の下に起こることを

すべて知ろうと熱心に探究し,

知恵を尽くして調べた。

神はつらいことを

人の子らの務めとなさったものだ。

わたしは太陽の下に起こることを

すべて見極めたが,

見よ,どれもみな空しく,

風を追うようなことであった。

ゆがみは直らず

欠けていれば,数えられない。

わたしは心にこう言ってみた。

「見よ,

かつてエルサレムに君臨した者の

だれにもまさって,

わたしは知恵を深め,

大いなるものとなった」と。

わたしの心は知恵と知識を

深く見極めたが,

熱心に求めて知ったことは,

結局,知恵も知識も狂気であり

愚かであるにすぎないということだ。

これも

風を追うようなことだと悟った。」



2015-05-28


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