図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
平和や戦争を語ろう
2022-06-15 / 意見
テレビではウクライナの戦争のことが毎日のように流れていて、もちろん子どもの目にも入っていることでしょう。日本でも昔、こんなことがあったと語り継ぐ必要があると思っています。
何かの本で「テレビでやっているから、おはなし会でわざわざやることはない」などと書いてあるのを読みましたが、そう思う人も思わない人もいてあたりまえでしょう。
小学校の読み聞かせで、子どものリクエストに応える時間を持つ私たちですが、数年前、ある会員さんが「これは戦争の話です」と言って紹介した絵本に挙手が集まりました。子どもたちは戦争の話を聞きたがっているのだなと思いました。その時の本は、とても抽象的な戦争の表現で、私の見方でしかないかもしれませんが、子どもたちの「がっかり」した様子を感じたのです。
残酷なようですが、リアリティがあったほうが物語としてもメリハリがあり、聞きごたえがあると思います。
紙芝居では最近、
『三月十日のやくそく』早乙女勝元/脚本、伊藤秀男/絵(童心社)
『青い目の人形メリーのねがい』宮﨑二美枝/脚本、片岡直子/絵(子どもの文化研究所)
を手に取りました。
どちらも、心に残る場面があり、子どもに伝えたいメッセージがきちんと語られていると思いました。
また、どちらも、登場人物の性格がはっきり出ていて、演じていてもやりがいのある作品です。長さも長すぎず使いやすいです。
『青い目の人形・・・』は、ひな人形のセリフなど、笑いを取る場面もあり、笑いから恐ろしさへのふり幅が大きく、聞き手の印象が強いと思いました。
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