図書館読み聞かせのボランティアを始めて、もう25年くらいになるでしょうか。息子が3才くらいの時からだから、彼の年齢から数えることができます。当時は良書主義全盛でした。そのせいで息子にも辛い思いをさせてしまいました。こんな思いをする子どもがもういないようにと、違う方向に歩いてきたような気がします。そうそう、そのころ、図書館の司書はまるで神様のようでした。
その頃から、毎年夏前にボランティア団体を集めて「情報交換会」(昔は違う名前だったかも)という集まりがあったと思います。私は一時期新潟市に住んでいなかったから不参加の時期もありましたが、それ以外は参加していました。
昔は、図書館長はあいさつの後、「私は所用で」とお帰りになることが多かったですね。ボランティアの話に付き合えないのかそれとも皆が話がしやすいための配慮か、今となってはよくわからないことです。市民協働が進んだ今は、ちゃんと最後までいらっしゃるのが、私としてはとてもうれしいです。
もっと良かったことは、数年前から、全体会のあとは「分散会」として、数グループに分かれて話し合うようなスタイルになったことです。皆さん緊張することなく、思ったことが言えるのは良いことですね。今年は、別ページに書いたように「紙芝居はダメだと言われているが」という発言があり、私はそれに答えました。このことは議事録から外されてしまいましたので、以前ブログに書いておいてよかったと思いました。「紙芝居はだめだ」というのは明らかに差別発言ですからね、そんなことを議事録に入れられないのでしょう。関連ページはこちらです。
それから、議事録を読んで、分散会のどのグループでも「紙芝居をやったら子どもが喜んでくれた」などと話題になっていてとてもうれしかったです。紙芝居は子どもの文化ですから、喜ばれるのは当たり前だと思います。「子どもの文化」って頭を切り替えれば簡単に理解できるとおもうんだけど、そんな人がもっと増えてほしいなとも思います。そして、集団相手に絵本を広げて読み聞かせるのも、紙芝居みたいなもんですから、すでに25年以上も前から、皆さん紙芝居をしているんだよね、と内心思っています。