話し相手ボランティアにNIEを

紙芝居の訪問で施設に出かけることが多いです。昨日の訪問では、「ほう」とか「へえ」とか合いの手の声をいただけて、とてもうれしかったです。
ただ聞かせるだけでなく、なるべく交流するように、相手に話してもらうように持っていくのですが、現実的には難しい面もあります。

「語り手たちの会」機関紙「太陽と月の詩」11月号の2ページ目に、新聞と語りを融合させる取り組みについて投稿があり、とても良かったのでここに書くことにします。
 具体的には、施設に訪問するときに、新聞を持っていき、そのなかのどれかについて、自分で語ったり相手に語ったりしてもらうというものです。つまり「井戸端会議のネタ」を新聞記事に求めるというもの。
 高齢者には新聞記事は字が小さくて読みにくいでしょうから、たとえば朗読ボランティアのような人が読んで聞かせる。そのあと、無駄話に花を咲かせる、ということでいいんでしょう・・・か。
語りボランティアや中学生や小学生が芸を披露しに訪問する場合も多いでしょうが、一方的に見せるよりも、数人の輪になってお互いの気持ちをやりとりするほうが交流になる。お年寄りも息が抜けるというもの。

 よく「ボランティア募集」に「お話相手」というのが多く出ています。施設の職員さんもレクの時間を持て余していませんか。「お話相手」もいいけれど、話のタネはどうするんだろうな~と不思議に思っていましたが、これで一挙解決ですね。基本的に相手の言ったことを否定せず、「そうですか。なるほど。それから私はこう思う」でつなげていけますよ。
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