おばあさんのいす異論

おばあさんのいすについて。内容をちゃんと広報して進めないと、わけのわからない「権力者の椅子」になる可能性があると思います。団体内部や自分たちに賛同する人たちばかりでなく、外部の批判を受けながら進めていくのが民主的なのではないかと思うのですが。

この企画は最初「図書館などで座っていて、来た子どもにお話をしたり、本を読む」ことだったのではないかと思います。一人でおはなし会をすることは説明されていませんでした。
授業時間におはなしをすることは、たまに私たちにもありますが、団体の名前で入っています。

① どういう基準で人を選ぶのでしょうか。65歳程度と書いてあったと思うけど、どうしてそのお年なのか説明がほしいです。事業内容ももう少しちゃんと説明した方がいいと思います。

② 理事長と一緒に旅行するのに、経費のほかに2万円必要なのですよね。経理をもう少し公開した方がいいと思います。ホームページも自前で作ればそこに載せられますよね。主に寄付金で運営しているそうですが、そのことは、いいことも悪いこともあります。寄付をする人はそこに気づいたほうがいいと思うのです。
「子どものため、それってほんとに子どものため?」というような突っ込みを常に自分にしていないと、困ったおばさんになりやすい。

③ 昔話大学を誘致する人たちのグループが新潟にもあります。昔話大学は、東京で受ければ数千円ですが、新潟で受けると5万だか6万だかでした。(私は行かなかった)
地方でやるために必要な講師のあごあし代の他、交流としてお食事会の代金などもかかったでしょう。でも、あまりに差がありすぎると思います。
決算報告もなかったそうで、そのお金の行き先を、その人たちはあきらかにするべきではないかと思います。地方をバカにしないでほしいし、自分たちは卑下する必要もありません。そういった不透明なことが、多すぎるような気がします。
身ぎれいにして、上下関係のない仲間として、子どもの前に立ちたいものです。
 紙芝居大学などというのもありました。「大学」という名前をつけてプライドをくすぐることなど娑婆ではよくあることと、冷ややかに見る人もいます。


④ 子どもをとりまく環境は、競争の息苦しさにかなり悪い状態ではないかと思います。そういう学校に行き、「代表に選ばれた・・」と紹介されて、心に何のひっかかりもないのでしょうか。ちょっと無邪気すぎると思います。「その椅子に一番最初に座るのはこの私です」という理事長の言葉も、ちょっとね・・(-_-;)。

⑤ なぜ、○○の会会員、ではいけないのでしょうか。なにか特別な立場に立ちたいですか?

⑥ 図書館の隅に座って、「これ読んで!」と子どもが持ってきた本が、あなたの気に入らない本だったらどうしますか?例えば奇妙な絵の紙芝居だったら?図書館員を呼びつけて文句を言いますか?でも、そこは税金で運営されているので、あなたの好みの本ばかりとは限らないですよね。

⑦ 司書は専門知識がある→ 司書の学習のよりどころに「東京子ども図書館」がある→ その団体が選んだおばあさんは偉い、という3段論理だと思います。その団体に近くあることが司書のプライドでもあったのでしょう。
 しかしそのプライドのために、市民を押しつぶしてきた部分もある。「おはなし会の最中は人の出入りはさせない」というのがそのいい例。コンサートじゃあるまいし、おはなしや絵本の読み聞かせをすることはそんなにごたいそうなものだったのでしょうか。そうやって敷居を高くして上にあぐらをかいていたのは誰だったのか。人よりおはなしのほうが大切なんだなー。その反省は、その団体に届いているのでしょうか。 
 学校図書館でも、子どもに本を選んでもらって購入するというような取り組みがはじまっています。そういった情報を、その団体は受け入れる気持ちがあるのでしょうか。
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