実演記録23 「デイサービス」その2 

障害者デイサービス
 ① 『さむがりやのゆきだるま』やべみつのり (童心社)
 ② 『へっこきよめ』香山美子/川端誠 (教育画劇)
 板目紙とクレヨンをわたして、「ご自分の宝物や思い出の絵」を書いてください、とお願いしました。11名の参加者の方それぞれが書かれました。文字一つのかた、旅行の思い出、庭の柿の木、なんだかわからないもやもやしたもの、愛犬(これは職員の方が傍らで書いていた)などなど。時間が15分しか取れなかったのが残念。
ひとりづつ舞台の横に車椅子で出てきて思いを語られました。穴あきの表紙をのせて、のぞいてみて「これはなんでしょうね?」からはいります。
恥ずかしそうな方は、私の得意な「ぷくぷく、ほあほあ、、」の擬音でゆらしたりしました。インタビュー形式で話をひきだしてみた方も。発表に20分。合計50分の訪問でした。

最初の実演であんまり反応がなかったので、どうしようかなと思っていましたが、絵を書く段階で職員の方のフォローもよく、こわばり気味のお顔も発表のときはみなさんにこやかだったし、どこか視線もはっきりした感じを受けました。うん、寝ていた人もみんな起きた。自分を表現するのはやっぱり大切なんだなーと思います。

追記
 前日に、会員のSさんが、実演内容と紙芝居の絵を書くということを前もってデイサービス側に説明をしておいてくださった。確かに、当日いきなり「絵を書いてください」と言っても先方は面食らうのがオチだろう。よく気がついてくれる会員さんがおられて、私は運がいい。

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