植物を育てています

盆栽の手入れをしながら感じたことをお話ししようと思います

山もみじの葉刈り

2020-06-14 12:42:43 | Weblog


春になって 新芽が出て葉が 弱弱しい葉ではなく しっかりとしたら 
枝のまだ少ない と感じる 山モミジ、唐楓 などは 枝数を増やし葉を小さくするために 
葉刈りを 5月中旬から6月いっぱいまでに行います。


葉刈りが可能な 条件

元気なこと。植え替えを2年以内にしてあること。病気にかかっていない。虫がいない。
前年の秋または冬にしっかり肥料を与えてあること。<または今年度の春に肥料を与えている>

葉刈りを行う理由

枝を短期間に増やす。枝の節間を短くする。葉が小さくなる。
普通なら中が良く見えないが、葉がなくなることにより忌み枝、ヤゴ芽 ごつい枝等を発見できるために剪定しやすくなる。
葉肉がうすくなるので紅葉がきれいになる。

手順

はさみまたは手で葉をすべて切る。またはもぐ。 小さい鉢の場合は鉢そのものが浮いてしまうので切ったほうがよいでしょう。
よほど小さすぎる葉でない場合は すべて切り落とします。





中がはっきり見えるので 強すぎる枝 長い枝 鉢中央に向かう枝 一か所から3本以上出ているところ
などを剪定しましょう。


黒のところの枝を剪定します。
切る際は切れるはさみで枝もとからしっかり残さぬように切ってください。


葉刈り語の管理

鉢の上に残っている肥料は取り除く。

葉がないので 1週間から2週間は乾く速度が低下しているので
 隣の鉢のついでに水やりするのは やめましょう。

基本的には置いてあった場所に戻す。

次の肥料は 葉が3分の2程度戻ってから すくなめから始めましょう。
液肥は葉が固まってから (早くから薄めにはじめてしまうと また葉が大きくなったり、節間が飛んでしまうため)

葉が出てくる時期が 梅雨のため うどんこ病 べと病 にかかりやすいので
 山モミジを含め回りの盆栽 または近くにある庭木 など事前に消毒しておく。
なお、葉刈り後の、葉は弱いので事後ならば 殺虫殺菌剤は 薄め、早朝または夕方に散布する。

山モミジの選定は 迷ったら 切る。 心配なら 枝元からではなく 少し小さめの枝残す。
今の時期は切ってもすぐ生えてくるので 細い枝が残っていれば心配ありません。






中央付近のやや太めの3本のどれかが、将来 親幹となると考えます。
ただ、右側少し端っこにある太めの幹は 枝を多く残したり 伸ばしたりすると
さらに太ってしまい 元から切り取ることになってしまいます。 
主幹<親幹>がほぼ決まったら ほかの枝 特に端っこに近い幹は太りやすいので 
表現は悪いのですがいじめるようにしておかないと 親を抜く勢いで太ってしまいます。




だいぶ すっきりしました。 さらに この部分も 切りましょう。

この時点でも さらにゆっくり一周回してみて 変かな? おかしいかな? と 思う部分は 切りましょう。

可能なら 針金や 割り箸をうまく使って 端っこ側の幹を外側に広げましょう。

真柏の芽摘み 剪定 その2

2020-06-01 23:34:55 | Weblog

真柏 芽摘み 芽かき について

外側の輪郭などは なんとなく イメージができるのではないかと おもいますが 盆栽の下から覗いて見ていただくと  案外 ごちゃごちゃ しているものです。

この ごちゃごちゃ を放置しますと 伸ばしたい枝が伸びないだけでなく

 中から虫がわきやすくなったり、大事な枝が枯死したり  いろいろと問題が発生しやすくなります。

今回はこの ごちゃごちゃの手入れ方法をお話しします。

シンパクの芽かき。

↓動画リンク

幹と枝の間に後から生えてきたと思われる小さい小枝を切る。 枝と枝の間の小枝 小さくても残さず切り取る。

残すと決めた枝と枝の間  必要のない芽かきをすることで、本来残すべき枝に確実に栄養を送れるようにする。

幹から枝が出るのは一本ずつが望ましく、幹と枝では明らかに太さに違いが必要です。 (幹のほうが太く枝のほうが細め どうしても決めかねるときには、残す枝や葉の量に差をつける。)

枝も可能な限り二股二股に減らす。 同じように 反対側からも 交互に枝が出ているように選択しながら 芽かき 剪定する。

 

シンパクの芽摘み 伸び始めておよそ一か月くらいの新芽は、まだ柔らかく指の腹で優しく摘むことが出来ます。 爪を使わない。 しかし、時期が過ぎると芽が固くなり指では摘み取ることが出来9なくなります。 簡単に摘み取ることが出来ないときには 無理に詰めを立てないではさみで切りましよう。 はさみを使うときには 枝の軸のみ切ってください。 初回でも申し上げましたが 4月5月6月 は やりすぎ には 注意が必要です。 シンパクの葉ではなく 杉 のような葉に なってしまうことが あるからです。 いっぺんに 行わず 少しずつでも大丈夫です。 またこれからは 気温上昇や お天気も良い時があるので 水やりには気を付けましょう。 また小雨の時などは 必ず水やりのチェックをしてください。 大宮南小学校 元3年生 の みなさん プラザノース 盆栽かんたん講座 真柏の会 の みなさん 上尾市平方公民館 山もみじの会 の みなさん 上尾市 上平公民館 盆栽講座 にお越しの みなさん ご参考になれば幸いです。 ぜひ早くみなさんたちにお会いしたいものです。-


5月 シンパクの芽積み、剪定

2020-05-25 00:15:30 | Weblog

kさんのシンパク 

先ず 正面はどこにするか。

そして どのような 形にしたいか。



少し下枝が弱いので、 下枝は、軽く芽積み。 この際 爪を立てず指のはらで摘み取るようにしてください。

頭の付近の出っ張ったところは ハサミで剪定しましょう。 
この際 葉を切るのではなく、葉の軸のみを切って下さい。

一周しながら 長いところを 芽積み または、剪定しましょう。

この時期あまりハサミで剪定して 全体の葉の量を 三分の一以上減らしてしまうと 
杉つ葉になりやすいので、やり過ぎには注意が必要です。 

今度は 鉢にアルミ線を巻いて 上から引っ張れるように準備します。止めづらいときは鉢に十文字に縛るのも良いかもしれません。 

この鉢の場合、下枝中間の枝が やや上向きなので、針金の先端をU字型に曲げ 
先ず鉢に巻いた針金の内側を通し(長め) 上に出た針金の先をU字型に曲げ それを枝に引っ掻けます。

それから 引っ張った枝を折らないように ゆっくり引っ張ります。
一回に一度で決めるのではなく、数回に分けても良いです。 無理のないところでやめましょう。

他の枝も同様に下げます。 

U字型にして引いた所は3ヶ月程経つと 食い込みます。 その場所だけ少しずらして足りなければさらに引っ張ります。
枝は折らぬよう気を付けながら、少し余分に引いておくことが出来れば、早めに形がついてはずすことが出来ます。

この鉢の場合、剪定の量が 割りと少ないので、
親指の頭くらいの大きさの玉肥一個分二つに割って左右に 置きましょう。

ただし 大量に剪定したときは、半月ほど待ち 葉が杉葉にならないことを確認してから 施肥してください。

杉葉が出てしまった場合は 肥料は与えないようにしてください。


kさん ありがとうございました。

カレンダー撮影

2014-04-05 03:03:57 | 蔓青園
来年か、再来年か、まだわかりませんが4月用の撮影でした。



ザイフリボク





獅子頭(紅葉)



スイシカイドウ


午後、雷雨、サクラの花は大丈夫かな?



遅ればせながら、紅葉

2013-12-08 22:33:20 | 盆栽

先月 11月17日 さいたま市 某家にて。



  山モミジ、カリン、 花はツワブキです。



  同じく 山モミジ




  楓








  11月16日 千葉県白井市 某家にて 
  山モミジ、 少し茶色くなっているのは ブナのゆずり葉。





  11月12日 蔓青園 左側 清姫 紅千鳥  (両方ともモミジの種類です。)


   
ここ数日 夜も晴れているので、多くの盆栽を朝外に出して、夕方 屋内、又は軒下、ハウスに取り込んでいます。

ざくろ、くちなし、キンズ、台湾つげ サッコウ藤などはもうビニールハウスに取り込みました。

しかしながら、まだ紅葉が終わらないモミジがあったりします。寒そうだから、取り込んであげたいのですが、紅葉しきらないと、木がまちがえて冬眠につけないので、一本一本 考えながら 毎日取り込んだり出したりの日々です。

  



キンズ、薩摩サッコウ藤、美男かずらなどを取り込みました。

2013-11-13 23:03:46 | 蔓青園
11月11日急にさいたま市も冷え始め、寒がる盆栽の取り込みを始めました。

キンズ、みかん、薩摩さっこう藤、美男かずら(ちょっと元気がないもの)、台湾つげ くちなし(小品)などを屋根のあるところに移動し始めました。 もうちょっと寒くなったら ざくろも取り込むつもりです。

イワシデ

2012-11-27 00:59:25 | Weblog
イワシデが紅葉しました。

五葉松 石付

2012-02-01 00:50:49 | Weblog
   五葉松石付



 「わいわい×わくわく たのしむ狂言 野村万作の狂言の世界」

2月25日 土曜日に さいたま市プラザノースで開催されるのですが、
その際に展示させていただくこととなった 五葉松の盆栽です。




 五葉松(ゴヨウマツ) 裸子植物門 マツ科 マツ属 

(Pinus parviflora 英 Japanese white pine))は、山地に自生するマツ科の常緑高木。東日本ではヒメコマツ(姫小松)ともよぶ。

一つの新芽のかたまりが、他のマツ(黒松、赤松、錦松などは)2本づつが集まって一つの松の芽にみえますが、ゴヨウマツは5本づつが集まって一芽になっています。そこから五葉 松 になったようです。



暑さ、寒さ、乾きにも強いので盆栽としてはかなり管理しやすい入門者向け とも言えます。

寄せ植えのようにもみえますが、元は一本です。樹齢は およそ80年~100年くらいでしょうか。

 石 利根鞍馬石

雪でした

2010-03-10 00:27:01 | Weblog
昼から雨。夕方からさいたま市でも雪となりました。


3月28日 午後から さいたま市 盆栽美術館もオープンするようです。

もうじき春ですね。


甲州野梅が咲きました。

2010-03-06 03:10:03 | Weblog
カンがこの木を はじめてみたのはもう30年ほど前です。

25年位前、この花粉がきっかけで 以来花粉症です。