12月3日 (金) さいたま市プラザノースにて
毎年恒例となりました 盆栽講座 「梅の寄せ植えの回」を行いました。
松竹梅については 前年度のかんたん盆栽講座 「梅の寄せ植えの回」こちらを
寄せ植えに使った植物
冬至梅(一重の白、梅の中でも早い時期に咲き始める)
黒松
屋久島笹
ナンテン
寒菊
斑入りセキショウ
置き場所
霜の直接当たらない 軒下など。日あたりの良いところの方が早く咲き始めます。
しかし 屋内だと早く咲きますが、散るのも早くなります、また 花後も極端に寒いところへ持って行ってしまうと枯死する恐れあり。
咲き始めて屋内に飾るときには 二日に一回はしっかり水をやること。連続で2日以上飾らないようにする。
開花後 半月ほどで実のようなものが膨れ始めるので花がらだけではなく実を取り除く(3個ほどくらいなら残しても何とかなる)
3月初め頃 雨の日、または曇天の日を選んで軒下から 雨の当たる場所に出す。(春から秋までの定位置)
可能であるならば、苔をはがして 針金を切って 梅だけを別の鉢に植え替えする。
その際、梅の場所には大きめの石、なければ 発泡スチロールのかけらなど をつめて 隙間には赤玉土を入れる。
(暮れにその鉢にもう一度梅が容易に植え込めるため)
梅を抜かずそのままの場合は3月初め肥料(3月から梅雨に入る時期までひと月に一回程度)
植え替えをした場合は植え替え後ひと月は肥料は遅らせる。
3月中旬ごろ 梅の新芽が出てきます。 その新芽を確認しながら 木の中心から近いほう(枝元より)の新芽を1,2芽残して剪定する。
5月連休のころ その残した新芽が伸びてきているので 各々の枝の元から2,3葉残して もう一度剪定。
遅くても5月末までには剪定を終わらせる。
後は どんなに伸びても ハサミを使う剪定は 花芽がなくなる可能性が高くなるので行わない。
ただし、指先で切れる程度の新芽の芽かき 程度なら可。
例外として 木の元からビュンと伸びてくる「ヤゴ芽」は発見次第いつでも剪定可能。
笹は5月下旬 長く伸びているようなら 元から剪定。
通常 植え替えは 良く乾かした赤玉土を使いうのですが、 寄せ植えの場合、各々植物に根のかたまりがあるため
乾いた土では 手が2つだけでは 状態の維持ができないため 濡れた土でくっついた状態での景色を確認しながらの作業に適しているので あえて やや濡れた状態の用土を使います。
また 固定用の針金も2.3本使います。
皆さんの作品
本当は鉢映り的には 梅が少し大きい(枝が伸びすぎているのですが) せっかくつぼみを たくさんつけてくれているので 剪定をためらったため ちょっと 梅の枝が長めです。
お正月に飾ったとき お客様に ほめてもらえると 良いですね。
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