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バイエルン国立歌劇場の日本公演、
ワーグナー「タンホイザー」に行きました。
指揮者は同歌劇場音楽総監督のキリル・ペトレンコ。
2019年からはベルリン・フィルの首席指揮者に就任予定だそうです。
主役のタンホイザー(ハインリヒ)は
今をときめくヘルデン・テノール、
クラウス・フロリアン・フォークト。
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他の歌手、オケも含め、素晴らしかったです。
ご一緒したオペラ通のSさんいわく、
ご自身が今まで観た中でも一、二を争うほどとのこと。
3階席なのに、歌舞伎のとても良いお席3回分という
思い切って良かった……。
オペラのより詳しい感想は、次回アップしますね。
今回は、着物の紹介を中心に。
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さて、この日の最高気温は28℃と高く、
最寄駅からホールまで10分強歩くので少し迷ったのですが、
やはり、3階席とはいえオペラなので
柔らか物の単衣で、ドレッシーにまとめてみました。
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角通しの単衣の江戸小紋に、
季節先取り、コスモスの染め帯、塩瀬です。
実は…
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小倉貞右先生の、アカンサスの帯(左)と迷いました。
オペラによく合いそうな、洋風のデザイン。
でも、刺繍があしらわれているためか、少し重く、
加えて、こちらは袷なら季節を問わないので、
まだまだ締めるチャンスはあるかな、と……。
緑の帯揚げは、私には新鮮。
今までは、この着物と帯には白の帯揚げを合わせていました。
歳を重ね、好みが変わってきたかな
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左が今回の色合わせ。
コスモスの青い花から色をとり、濃い紫の三分紐に。
(帯留めはawaiさん)
右は、コスモスの赤い花から色をとった、薄い臙脂の三分紐。
こちらの色合わせも悪くはないと思います。
半衿は、岡重の友禅。
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「花に花(帯)」なので、好みが分かれるかも知れませんね。
一足先に、フェイスブックに載せたところ、
お若くて可愛らしい着物友から
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褒めてもらいました。嬉しいな
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後ろはこんな感じ。
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赤瑪瑙の簪を早速、つけてみました。
秋の色です。
このコーディネートで、一路、NHKホールへ!
「タンホイザー」はワーグナーの中では短めで、
比較的わかりやすい(と私は思っている)オペラなのですが、果たして……
(続く)