命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

グリーフケアとつちびと

昨日・・グリーフタイムに参加するため應典院に行って来た

とこう書きながらその日がちょうど17日で

應典院でのつちびと展の初日からピッタリひと月目の日だったことに・・今気づく

 

訪れたグリーフタイムの空間は

グリーフタイムを開かれている方のたたずまいと共に・・とても心地のいい空気が流れていた

そして・・入口の所に大切に置いてくださっていた灯心(とうしみ)も

その空気に溶け込んでいた

 

私は・・なぜ・・そこに参加しようと思ったのか

自分なりに答えを用意して出かけて行ったのだけれど

その用意した答えは・・

いつか死ぬという自分そのものの喪失が訪れた時

それを俯瞰した自分が・・その自身の喪失をどんなふうにグリーフするか

それを知りたいという無茶苦茶な理由だった

 

いつか自分を失う前に・・その喪失を今から見つめて

そのことのグリーフを生きているうちに学びたいと思ったのだと思う

 

でも・・実際に行ってみて帰ってきてから

一晩中頭から消えなかったことがある

 

私がグリーフタイムに参加したいと思った理由は

最初に用意していた自身の喪失に備えるという理由でもあるけど・・それだけではないのかもしれない

 

私はグリーフそのものに・・ただ興味があったのだと思う

他者が抱える喪失の痛みや悲しみや虚無を

何とか少しでも穏やかにしたいとグリーフワークというものを

どんな経緯で人は思いついたのだろう

そして・・それは実際にはどんな方法で行われているのだろう

 

ただ・・知りたい

人はその時間の中で

どういうふうにグリーフケアされるのだろう

本当の理由はそこだったのだと思う

 

幼いころ・・私が花を摘んで

池の端に通い続けた行為は・・今から思うと

自分で自分に施したグリーフケアだったのだと思う

猫たちや犬や母が逝ってしまった後

いくつかのつちびとを作ったのも私のグリーフワークなのだと思う

 

 

このつちびとのタイトルは・・確か『穴を抱く』だったと思う

アルが突然死してしばらくたってから生まれたつちびとだ

 

 

 

これは・・『あわいの人』

 

それぞれのつちびと達はすでに私の手元にはなく

それぞれ求めてくださった方のもとに行っている

 

私は・・グリーフケアというものの本質を知りたいのだと思う

本に書かれている文章とかではなく

頭で知るのではなく・・体感したいのだと思う

 

 

そのことが・・たぶん可南のステージ2に必要な気がしている


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