兼平の空と大地

山と川と大地に遊ぶ日記です。

湖南アルプスは真夏だった [2015-07-11]

2015年07月12日 | チャリ山岳隊

今日のメンバーは、同じ会社の新人で山歴は4月の大文字山、5月の武奈ヶ岳に次いで三回目となるO君と、同じく大文字山に次いで二回目のI君と言う超初心者の二人。そして山ベテランのジダンさん、私の4人で京都駅待ち合わせでスタートです。

ところがO君非常に体調悪し、隣の山科駅で今日は無理と判断下車しました。彼は山にハマりかけで非常に残念がっての離脱。

JR石山駅より登山口の新免へ。今日はここから堂山と笹間ヶ岳の二山を歩こうという予定。400m内外の高さの山なので二山位歩かないと物足りないと思ったのですが・・・・・・・・

バスの中から、左 堂山  右 笹間ヶ岳












関西地方はここ数日梅雨明けを思わせるような暑さ。今日も雲が多いものの暑さは半端でない模様。日が当たらない分ましかと思わなければ。


新免のバス停からスタート。バス停の反対側に道標があり、また京都の里山と違って滋賀の里山は割と道標がしっかりしてるように思います。
ここからの歩きは何しろみんな初めてなので、どちらかと言うとマイナーなコースかな?と思われます。

マイナーな道が好きな私の勝手に選んだわけでありまして、おかげさまで道中クモの巣に悩まされ、木の枝を持って前方をグルグルまわしながらの歩きとなってます。

それにしても暑い。ムシムシしたこの暑さ、こんな日に低山は歩くもんじゃないかな、などと思いながらの歩き。
やがてアルプスと言う名の由来になった荒々しい岩筋が現れ、あそこが山頂かな?などと言いながらかなり険しい登りとなってきました。鎖場が次々現れ、「これは思った以上の難所?だなぁ」


この岩肌表面がずるずると削れ歩き難いのなんのって。下手すりゃこのままズ~っと下まで滑り落ちてしまいそう。
目の前のピークを見て「あそこが山頂か」?と



この目の前のピークに何回だまされたか。超えるたびにまた目の前に次のピークが・・・・・・
超歩きにくいずるずるの岩肌を登り、大岩の間をすり抜け、やっとこれが最後とばかり登り切ったら、目の前に・・・・・・・


「まだかよ~」(笑)

しかし困った。どうもこの先が下りられない。下りなければ目の前のたぶん山頂?に登れない。しかしどう見ても目の前の岩肌を歩いた跡がある。と言うことはルートがあるはず。戻りかけでそのルートを見つけた。!(^^)!
そしてついに堂山山頂征服。バス停から1時間30分とそんなに時間はかかってませんが征服感有ります。そんな道です。

琵琶湖方面の眺め かなり霞んでる

僅か384mの山なれど、侮れないなかなかの歩き応え登り応えがあり、1000m位登った気分になりました。 
山頂から見た次なる山 笹間ヶ岳、こうして見るとまだまだ先は長~い道のりがあるし、果たして行けるんだろうかと言う不安が・・・・・・



今来た道を鎧ダム分岐まで戻りますが、あのズルズル滑るところを下るのは登り以上に気を遣い、ロープ頼りに慎重に、これだけでも疲れる。

分岐からしばらくは荒々しい岩道が続き、しばらくすると一転。木々の間を縫って流れる清流沿いに歩く快適な道です(^_-)



こんな道ならず~と歩いていたいくらい快適であります。
魚に興味あるジダンさんと私は時々覗いては何かいないかと。
I君は「網持ってこなかった」?とまで言うし。
(そう言えば昨年の沢歩きでは網を持ていって魚捕りなんかしてましたが)


この河原が鎧ダム湖になるわけで、ダム湖と言っても一面砂で埋まってる?わけですが、その砂原の中を細い水流が蛇行しながら流れてます。
顔を洗うと「気持ち~い」となりました。
こ砂原の行きつく先が鎧ダム。

明治時代に相次ぐ水害を防ぐため建設されたそうで、このころから日本各地で治水ダムが作られ始めたようです。



さらに下流に渡渉を繰り返しながら下ると、迎ダムが


これがなかなか美しいダムです。
やがて林道の走る天神川の迎不動に11時40分着。
この時点で堂山完歩と言ったところでしょうか。ここから林道を少し下って笹間ヶ岳に登りますがまずは昼飯とします。
近くでは小さな子供さんが水遊び。そうです今日みたいな暑さの中では気持ち良さそう、真似してザブンと行きたい位。

本日の昼飯は冷やしきしめん、こう暑い日は冷たい麺類に限る。ビールも最高
うんま~です!(^^)!













さてゆっくりした後はいよいよ次なる山、笹間ヶ岳。
林道をしばらく歩き富川道と書かれた登り口へ。












ここからの道は私は2年前に二回歩いているのでわかってるつもり。今登ってきた堂山より少し高いけど断然歩きやすいので安心です。それもそのはず東海自然歩道ですから。
歩きながら山野草を少しだけ出会うことが出来ました。8月お盆過ぎるとサギ草なんかも咲き誇ったりしますが、暑いのなんのって。












1時間20分ほどで笹間ヶ岳山頂433mへ。
この山頂には大岩が有り、はしごが架けてありその上で休憩。先ほどの堂山山頂よりも少しは視界が良くなったような.。















ここからジャスト1時間でバス停のある上関に。
低山である湖南アルプスですが、この暑さの中ではチョット堪えました。
人気の山のようですが数組に出会っただけの今日の歩きです。
やはりこの暑さで低山は敬遠されてるんでしょうか?

しかし次なる山は確かに標高は1000m越えですが、夏山としてはこれまた敬遠され気味の山。日影がない山。夏場は夜間登山が多いらしいが・・・・・・・・
夜間はちょっと無理なので、頑張って暑さに耐えて耐暑登山?になりそうですが
登っちまえば下りはバスもあることだしと・・・・・・(^_-) 
お疲れ様。

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