国内ニュースより・・・・・(アピリーングサイト)
JAPAN TOUR真っ最中のリュ・シウォンさんにインタビュー!
韓国だけではなく、日本でも熱狂的な人気を誇るリュ・シウォン。
2004年のドラマ『美しき日々』のイ・ソンジェ役で一躍注目を浴び、同年より歌手活動を開始。
デビュー1st Single『桜』はその年のゴールドディスク大賞
ニューアーティスト・オブ・ザ・イヤーをはじめ、
第47回日本レコード大賞 大衆賞も受賞。
役者として、そしてプロのカーレーサーとして、
また5年連続(2006~10年)「韓国観光広報大使」として任命され、
早くから日韓の文化交流の架け橋として活躍するリュ・シウォンが
1年半ぶりにニューアルバムをリリース!
11月からの日本全国ツアー真っ最中のリュ・シウォンさんにインタビューしました!
―8枚目となるニューアルバム『どんな時も』ですが、今作のコンセプトを教えて頂けますか?
今回は色々なジャンルの曲を収録しました。これまでは甘い感じの優しいバラード曲が多かったのですがロック、R&B等様々なジャンルがあるので、世代を問わず楽しんで頂けると思います。2004年にデビューをして以来、8年、僕はもう新人ではありません。ファンの皆さんも8年経つと、「人間リュ・シウォン」としてもはや家族のような存在に感じて頂いている方もたくさんいると思いますが、今回のアルバムをきっかけにファンの皆さんと初めての頃のように、ドキドキしたり、ハッとしてもらったり、初心の頃の気持ちを感じて頂けたらと思っています。
―確かに今までとは少し違う雰囲気が感じられる1枚になっていますね。
これまで何枚もアルバムをリリースしてきましたが、今思うとその時の自分の嗜好や、難しい楽曲に挑戦しようとしていたり、その時々のこだわりが強く出ている作品もあります。今作で8枚目になりますが、だいぶ自分の感情もコントロールできるようになっていると思いますし、大人になったかな、と思う部分もありますね(笑)。でも、まだ自分は成熟したわけではなく、その途中にある状況ですから、もっと努力をしなければならないと思っています。自分個人の音楽に対する欲よりも、もっと広い視野で全体を見ることもできるようになったと思っています。
―『どんな時も』は日本でデビューしてからのファンとの想い出とこれからについて歌った曲とお話しされていましたが、特にお気に入りのところは?
曲の最後に韓国語のナレーションがあります。「どんな時も僕はここにいます」という意味なのですが最初は日本語で台詞を言う予定だったのですが、スタッフと話合ったところ、自然なRYU SIWONを出すため韓国語が良いのでは、ということで韓国語そのままのナレーションを入れることにしました。デビューした時から今まで、そしていつまでも相変わらず自然な僕として「皆さんがいる所に僕は立っている」と言っています。そして曲中に ♪どんな時も♪ ♪ラララララ♪というコーラスが入る部分がありますが「どんな時も」は僕が歌い「ラララララ」はファンの皆さんが歌うのをイメージして、一緒に歌えるような曲になるようスタッフにお願いして作ってもらいました。
ーこれまでの日本の活動で印象深いことは?
実は『どんな時も』の1コーラス目は初めて出合った頃の思い出、2コーラス目は現在を意味し、そして最後の部分はこれから先、いつまでも僕はここにいますというメッセージが込められています。2005年、日本武道館で僕の夢であった、単独コンサートが実現出来ました。僕のために集まって頂いたファンの皆さんを見て本当に感動しましたし、なかなか涙を流さない僕でしたが、泣いてしまう程に心が震えました。韓国でもそうでが、やはりファンの皆さんには本当に言葉で伝えることができないくらいの力、感動を頂いています。日本のファンの皆さんには、いつもコンサートという本当に素晴らしい場所でとてつもない力と感動を頂いているように思います。
―アルバムのジャケットの写真はリュ・シウォンさんご自身が撮影されたものだそうですね。
そうなんです。僕は美大を出ているんですが、本当は写真科に行きたいと思っていたくらいなんです。写真を撮ることは昔から好きでしたし、この仕事でも写真や映像を通して皆さんとコミュニケーションすることも多いので、ますます写真に興味が沸いたのは間違いないですね。2002年頃からもっと本格的に写真について学ぼうと思って、機材やレンズなど揃えたり、、独学なんですがいろんなチャンスを見つけては写真を撮るようにして勉強するようにしました。自分にとっては大きな趣味となっていますし、暇さえあれば写真を撮っているといっていいくらいです。それを知ったレコード会社のスタッフから、今回アルバムをリリースするにあたって僕の写真を使ったらどうだろうという提案をもらいました。素材は大量にあるので、アルバムのコンセプトにあった写真を選んで、さらにチョイスしたものが載っています。
ーそれぞれの写真について、撮影したときのことを教えて頂けますか?
鹿が写っている写真は済州島に行ったときの写真です。ご存じの通り済州島韓国では有名な観光地です。でも考えてみたら僕は仕事で訪れることはあっても、ちゃんと観光したことがなくて詳しく知らないことに気づきました。なので、ある日突然思い立ってレース仲間の友達と出かけたんです(笑)。車でほぼ全域を回って、今まで見たこともなかった場所に行ったり、たくさん写真も撮ったり。海外からだけでなく、韓国の人たちも済州島に観光に行くのですが、そういうお母さんたちに混ざって一緒になって観光しました(笑)。漢拏山(ハンラサン)にも行きましたし、滝を見たり、菜の花畑も有名なのですが、そこで写真を撮ったり。その山に行く途中に牧場があって、この写真はそこで撮ったものなんです。この馬は済州島固有の種で、可愛かったのもありますし、ある意味済州島を一番表現するものなんです。
ーなるほど、一枚の写真にいろんな背景がありますね(笑)。
ですね(笑)。真ん中の公園の写真はニューヨークのセントラルパークです。映画のシーンにも良く出てくる場所ですから皆さんもご存じだと思いますが、ニューヨークに行ったとき、このときはちょうど雨上がりで人が少なかったんですね。秋の紅葉がとてもキレイな時で、「ココがセントラルパークか・・・」とベンチに座ってスタバのコーヒーを片手にその景色をながめて音楽を聞いていました。すると、現地の方が犬の散歩をしていて、その光景がまるで映画のワンシーンのようだったんですよ。まさに画になるといった感じで思わずシャッターを切りました。
ー素敵な写真ばかりですね。
今回のアルバムのコンセプトでもある『どんなときも』というタイトルにもあるように、その曲自体はファンの皆さんへの思いを歌っている曲なのですが、ひとつのコンセプトではなく、その時その時自分が感じたこと、その瞬間瞬間自分が大切にしたいと思ったこと、そういう時間を大切にしたいというもう一つの意味が込められています。なので写真もそういう印象的なものを選んでいます。青空の写真は日本の空なんですよ。これは3年前のツアーのとき、空がとってもキレイだったので撮影したものです。そしてもうひとつはイタリアの聖堂の中にあった飾りです。いつもカメラを手にしているので、その時イイなと思ったモノを撮影してます。人物を撮影するのも好きですし、風景を撮影するのも好きですね。
ー日本での活動をコンスタントに行っているリュ・シウォンさんですが、なかなか両方のスケジュールを調整するのは大変ですよね?
そうですね、確かに日本と韓国のスケジュールを平行して行うのはなかなか調整が難しいものです。韓国でもドラマや映画に役者として出演したいと思っているのですが、やはり長期間拘束されますし、その間の仕事を受けられなくなってしまうので、なかなか調整ができずにいます。今は韓国でドラマに出演するのも3年に1度くらいのペースになってしまっています。日本では主に音楽活動が中心ですが、ドラマにも出演させて頂いたり、とても貴重な経験ですし本当に嬉しいです。日本の役者さんたちも皆さん優しいですし、とても歓迎してくれて感激しました。本当は映画にも出演したいのですが、縁がないというか、オファーも何本かもらっているのですがまだ実現していません。コメディも得意ですよ(笑)。ラブストーリーはけっこうやりましたから、悪役とかがいいかな。日本でもオファーがあればぜひ(笑)!
ー11月からいよいよ全国ツアー「Ryu Siwon Live TOUR2011 ☆NEGAI☆」(8都市16公演)が始まりましたね。
2005年から日本での活動を始めましたが、いま振り返ってみるとアルバム、シングル含め20枚近くリリースさせてもらっています。それを思うと、本当に感謝していますし、これから音楽的にも、もちろんステージでも新しいリュ・シウォンを見せていきたいと思います。基本的にコンサートについては僕自身も企画の段階から参加します。自分がやりたいと思ったこと、考えたアイデアをスタッフに聞いてもらって、そこから具体的なプランを作っていくことがほとんどです。衣装についても毎回自分でスタイリストさんと打ち合わせをしてコンセプトや方向性を決めるんです。ツアーロゴやオープニング映像、ツアーグッズのデザインも、自分でスタッフと打ち合わせて決めていきます。今までのコンサートでは2部構成でやっていました。でも今回のツアーではそういう2部構成をやめて、最後までノンストップでやろうと思っています。コンセプトも自分で決めてタイトルも「願い」というものに決めました。「願い」という言葉に込めた意味としては、今年の震災で大変な思いをされた方がたくさんいらっしゃいますよね。その方たちの願いが叶いますようにという思いを込めています。そしてもう一つは私自身の願いです。日本で活動して8年目になりますが、応援してくださる日本のファンの皆さんとこれからもずっと一緒にいたい、という願いです。毎年コンサートを行っていますが、年々規模が大きくなっています。それとは反比例して、なかなか皆さんとお話する機会が少なくなっているような気がしています。なので、今回のツアーではもう少し客席の皆さんとコミュニケーションをとる時間を増やそうと思っています。一人の人間「リュ・シウォン」がさらに伝わるような姿をお見せしたいと思います。いつもお越し頂く方はもちろんですが、初めての方にも楽しんで頂けると思います。ぜひ遊びにいらしてくださいね。