来春卒業予定者の就職希望でJR東が理系2位(2016年5月27日)

2016年05月27日 | 随筆

桑原名誉顧問からの投稿

来春卒業予定者の就職希望でJR東が理系2位 (2016年5月27日)

 
 日本経済紙と就職情報大手のマイナビが共同して調査した来春卒業予定の大学生・大学院生の就職希望企業のランキングを興味深く眺めた。理系総合でJR東日本が昨年6位から順位を上げ2位になったのには驚いた。またJR東海が14位、JR西日本が32位でいずれも人気がある。司馬遼太郎が著書「風塵抄」の中で“威張る職員が多い”と酷評した旧国鉄からJRに変身したのが昭和62年だ。その後たかだか1世代しか経っていない企業とは思えない。
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 情報・通信関係企業ではNTTデータが8位でトップ、昨年の16位から順位を上げた。昭和63年にNTTから分離独立して以来一貫して増収を続け、16年3月期は過去最高の純利益を記録、米デルITサービス部門を買収するなど話題性もある。17年春の採用予定数1000名もNTTグループ各社中で最多である。NTTデータ通信部門と称していた頃を知っている者には信じ難い。
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 通信分野に限ったランキングではNTTドコモがトップ、NTT西日本、NTT東日本、NTTコミュニケーションズと続く。しかし総合ではドコモがやっと60位、理系男子に限っても37位である。KDDI、ソフトバンクを凌駕したのがせめてもの慰めだが、90年代末にはドコモがすべての業種を通じて理系トップであったことを思うと10年一昔の感を免れない。
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