晴旅雨旅

爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

一人を見捨て、サッカーから見捨てられる名古屋…降格は当然の結果!

2016-11-06 19:30:14 | サッカー
社長、指揮官に続き…闘莉王退団「悲しい。2回も苦しませるのか」
サッカーは「人間」が織りなす文化だということを名古屋人は知らないのかもしれない。そして、こんなに冷たい名古屋人は紛れもなく私たち自身であることを曖昧にしてはならない。グランパスが降格した意味は、私たち自身の「降格」と言えなくもないのだ。

一人のサッカー人間をここまで落胆させても単なる一個人の問題だと軽く見ている冷たさが、私たち名古屋人の本性なのだろうか。いや、そんなことはない、と強く否定できる名古屋人が、私を含めてどれほど居るだろうか?私たちは一人の人間の気持ちよりも、いつの間にやら経済指数の数字ばかりを気にかけるようになってはいないだろうか。

たかがサッカーだが、これが私たちの名古屋文化だとしたら、恥ずかしさを通り越して寂しい限りだ。

グランパス降格決定、悲劇の瑞穂競技場

2016-11-05 06:01:05 | サッカー
グランパス降格決定、悲劇の瑞穂競技場

【これからの名古屋、日本を予感させた屈辱の日】
グランパスは発足時から大都市名古屋の裕福さに寄りかかり、泥臭さを嫌い、バラバラ感の漂うクラブであることが鼻につくチームだった。ただ、それでも名古屋にはこのチームしかないので、みんな“仕方無く地元愛から”応援してきたことをグランパスは勘違いしてきたようだ。

リーグ優勝した2010年は、私はファンクラブの一員としてホームでの試合はほぼ全部、アウェイにおいても出来る限り観戦した。優勝を決めたシーンで花吹雪の真っ只中に居る幸運に恵まれたが、それは皮肉なことに今回降格を決定した相手の湘南ベルマーレ本拠地でのことだった。ベルマーレは名古屋が優勝を決めた時、自分たちは降格しながらも先ずチャンピオンチームである名古屋に賞賛のエールを贈ってくれた。あの時は、サッカーってなんて素敵なスポーツだと思ったし、「応援団」ではなく「サポーター」と呼ばれる意味にも納得した。

しかし、今回の直接的な敗因は人事ミスによるものの、遅かれ早かれこうなることは誰しもが予感していた。サッカー文化の素晴らしさは地元の老若男女と一体になってフェアープレイを愉しむことにある。それを取り違えて、「マネー」に頼り、商売に結びつけることばかりを優先してきた結果が招いたということだろう。

降格が決定しながらも、遠く湘南の地から駆けつけた湘南サポーターの献身的な応援の声に、つい名古屋サポーター席からも拍手が出る始末だった。得点するたびに彼らの近くまで駆け寄る湘南のフィフティーンとそれを歓迎するサポーターを見ていて、名古屋のサポーターは悔しさよりも寂しい思いを強くせざるを得なかった。

グランパス降格寸前!

2016-10-30 09:47:41 | サッカー
またまたまた負けて、最終節11月3日運命の日を迎えます
思い起こせば、私も2010年優勝の場に居ました。確か2節ほど残して湘南ベルマーレの地でアウェイながら優勝を決め、紙吹雪に包まれる快感に酔って居たことが夢のようです。今度はそのベルマーレと運命の日をホーム瑞穂で迎えることになってしまったのも、皮肉な話です。
負ければ即J2へ降格決定、引き分け、あるいは勝っても他のチームの結果次第で降格してしまうというまさに瀬戸際です。
《応援に行きます》
グランパスの優勝で自分はサポーター生活に終止符を打ったつもりでしたが、こうなってしまった以上、やむを得ません。押し入れ深くから古びた赤Tシャツを引っ張り出し、急遽、名古屋瑞穂グラウンドのサポーター席をネット購入しました。かつての優勝当時では、こんな直前にチケットなど入手困難でしたが、昨夜ですらガラガラ…でした。空席を示す○印が今のグランパスの寂しさを募らせます。
《茶の間での応援、お願いします》
現地に駆けつけなくとも、テレビでも結構です。視聴できない方は行楽地から「グランパス、勝て!」と念じて頂けないでしょうか。貴方のその願いが届くことを信じて、11月3日、赤シャチ軍団を力の限り現地サポーターとして声の続く限り応援します。

両チーム共に相手のミスからの得点、ひどい内容だった!

2016-10-12 02:49:51 | サッカー
<日刊スポーツ(2016年10月11日)W杯アジア最終予選:オーストラリア-日本>◇B組◇11日◇メルボルン
【ハリルホジッチ監督の選手選考ミスだ】
いつまで香川に固執するのだろう?イラク戦がギリギリとは言え、何とか勝てたのは終始アタックをし続けたことだ。そして、その原動力はトップ下の清武であり、残念ながら香川に往年のキレは無い。そのことはチームの他のメンバーもサポーターもよく分かっていて、分からないのは監督だけのようだ。
数少ないコーナーキックのチャンスでも、何の工夫もなく、ふわっとしたボールを香川は放り込んだが、高さやフィジカルで圧倒するオーストラリアの選手に勝てる訳がない。ショートコーナーを使い、ペナルティエリア内で彼らが嫌がる足下のダイレクトパスをつなぐ方がはるかに得点の機会は増えるはずだし、現にそうやって大柄なチームに対して得点を重ねてきた。
ヨーロッパのリーグで香川がメンバーから外され、清武がチームの中心として活躍していることは、それなりにリスペクトしてやらねばならない。後半、もうどうしようもなくなったところで清武を投入しても、彼の表情に戦う色は失せたままだった。
これで日本は更に後がなくなった。W杯本戦出場は遠のくばかりだ。