ひーりんぐたいむ

カナダのバンクーバーでレイキを実践&指導する平野かおりが日常のあれこれを綴ります。
ライター業もやってます。 

上司と「ガオ」とものさしと

2014年03月04日 | 雑感

もう桃の節句が終わっていたんだ、と今朝ふと気がついて、かつての上司のことを思い出しました。

                *       *       *

東京で会社勤めをしていた頃、直属の上司は、暗がりで襲ってきた痴漢をこてんぱんにやっつけた経験のある、剣道有段者のたくましい女性でした。

上司の誕生日は3月4日。「(3月3日と)1日違っていたからだね・・・」とよく周囲の人に言われていました。

上司の正義感は人一倍。仕事量にアップアップして泣き言モードのわたしは、「顧客第一」で微塵も妥協を許さぬ上司の厳しい愛のムチで、よくピシャリとやられていました・・・。眼力もすごいんです。あ~怖かった~。

厳しいだけでなく面倒見もいい方で、オフではよく同期入社の子たちと一緒に遊んでもらっていました。

上司のお宅に遊びに行った際、部屋に彼女によく似た(!)恐竜のぬいぐるみがありました。(かわいいんですよ、そのぬいぐるみ)←ちょっとフォロー^^;)


上司がぬいぐるみに付けた名前は「ガオ」。

そして、上司は物の大きさを語るときに「ガオ」を使って

「これは3ガオくらいだね~」

と言うのです。

そのかわいらしい表現と上司のキャラとのギャップがとってもナイスで

仲間うちでも「ガオ」単位を使わせてもらっていました。

オリジナルの「ものさし」ですよね。

 

「自分のものさしで物を見よう」

「自分のものさしで人を測るな」

などと、よい意味でもよくない意味でも使われている「自分のものさし」ですが、

年齢とかなんとか、そんな世間の物差しで物を見ている自分に気がついたとき、

「ガオ」と武士のような力強さをもつ上司のことを思い出します・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 


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