父の命日も近いし、花を贈ろうと思いながら目先のことにかまけていたわたし。
日曜に当地の名士のメモリアルサービスに出席して帰宅すると、「お父さんの17回忌を終えたよ」と、母に引き続き、妹からもメール。
お墓も妹と母とで補修したところ、そうとは知らない姉が見て、業者に頼んだと思ってくれたとかなんとか。
実家のことにはノータッチで申し訳ないと思いながらも、母たちが元気でいろいろやってくれるおかげで、わたしは呑気にここで暮らしていられます。
カナダで会食も交えたメモリアルサービスに出たのは今回が初めてでした。会の最初から最後まで、故人のアルバムをスライドショーにしたビデオが繰り返し流されていました。
親戚や懇意にしていた方からのスピーチと、歌が大好きだっという故人のために歌のプレゼントの時間がありました。(わたしは、この歌うメンバーの一人として出席しました)。その後は、バッフェ形式(バイキング形式)で食事を取って、各々好きなところで食べるというというオープンなスタイルです。
故人を語る親戚や友人たちの言葉から、その方がとても口数少なく穏やかで仲良し夫婦だったことが伝わってきました。
人の一生だから、機嫌のいい時も悪い時も、楽しかったことも苦しかったこともあったと思います。
そんな一生を過ごして立ち去った後に、この世界の人たちに残る響き、余韻がどのようなものか。生きていた時間は過ぎていくけれど、姿も見えなく、声も聞こえなくなくなった時にそこにあるものに思いを馳せていました。
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