こんにちは。しとしと雨、降ってます。
前回のおさらい・・・2008年9月25日木曜日→おばあちゃんのお見舞いの帰り道→
→琵琶湖岸道路をドライブ→チベット仏教の法衣を着たヒッチハイカーを車に乗せてあげる→
→JRオオツエキまでドライブが始まる→ロンドン在住のイギリス人、”martin”さんとの雑談が続くものと思ってました・・・。
朝早く何にもない琵琶湖岸に?夜はどこかに泊まったの?
湖岸の芝生に寝ました。
野宿したのね。風邪、引きませんでした?(もうすぐ10月ですし)
大丈夫です。ありがとうございます。
適当なおしゃべりをしました。しばらくしたら、
カオル、浦島太郎の話をしてくれるかい?
(えっ!何を言うんや!このひとは!)
(浦島太郎lって?あの浦島太郎よね・・・動揺・・・)
どうしよう!困った!しっかり覚えてないかも・・・。
頭の検索エンジンに浦島太郎を入力! しばらくしたら出てきました!
遡る事3年、2005年1月25日(火)チャペルコンサートを思い出しました。
そう言えば、信愛幼稚園副園長 登貴子先生が浦島太郎の絵本を読んでくださった。
思い出して、お話しました・・・ロング ロング タイム アゴーか
ワンス アポン ア タイムか覚えていませんが、恥ずかしいほどのカタカナ英語でスタート
martinさんは一生懸命私の英語を聴きっとってくださいました。
さぁ、オオツエキに行こうと思って近江大橋を渡ろうとしました。
助手席のバッグからお金を出さなくっちゃ・・・!
あれ?ない!ない!私の大事なものがほとんど入ってるバッグがない!
オーマイ・ゴッド どうしよう・・・martinさんに借りるのも悪いし・・・
どこに忘れたのかな 浦島太郎どころじゃない
わかったおばあちゃんのところでトイレに入ってそこに置いた覚えがある。
それでは心配ありません 職員さんがちゃんと取っておいてくださる
電話しておこう あっ、携帯もないんだ 結構不安・・・。
それに、免許証もない どうしよう・・・。
お願いお巡りさん、こっちに来ないで 今、私、そこそこ人助けしてるんですから
仕方ない、お金のかからない瀬田の唐橋まわりで行きましょう
(注釈:2013年12月26日から近江大橋は無料になりました)
車線変更、ちょっと急ですがしようとしたら、後ろのダンプカーに怒鳴られる
martinさん 余裕のない人ですね、と顔をしかめて、味方をしてくれました。
いよいよ浦島太郎のお話も佳境です。お土産の玉手箱を持って元の村へ。
ところが、箱を開けたら煙が出てきて、あっという間に白髪頭のおじいさんに。
お話はここまでですが、この浦島太郎をチャペルコンサートで改めて聴いた、
草津教会の 宮田牧師がこんな風に解説していました。
「僕は今までこのお話は遊びほうけた人間への罰のお話や、と思っていた。
でも、今回聴いてみて、陸に上がったら10年も100年も経っていて、家も友達も何もかもなくなっている、
そんな環境で生きていくのは苦しい、辛い、浦島太郎の残りの人生を短くしてあげよう、そういう
上からの(神さまの)助けの計らいだったのかも知れないな、と感じた。」そのように話していました。
そんな感じの事を拙い英語で話し終わるとmartinさんはとても、不思議そうに、そして、少し上向き加減に
唸るように考えておられました。なるほどそういう事なのか・・・とでも言いたげに。
その時の表情、今もしっかり覚えています。
一時間足らずのドライブもリクエスト通りオオツエキに無事到着
僕にメールをください。
私は唯一の手荷物(おばあちゃんの繕い物が入っている近鉄の紙袋)の白いところに
メールアドレスを書いてもらいました。
深々と頭をさげて、心からお礼を言って下さいました。
浦島太郎の話が良かった!
喜んでいただけて嬉しいです。お元気で。体に気を付けて。さようなら
ご訪問ありがとうございました。 ごきげんよう ほんの少しつ・づ・く
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