ご無沙汰しました~。あれやこれやでジェットコースターのような数日を過ごし、更新できませんでした。もしかしたら、これからちょっと不定期更新になるかな?
さてさて、今日のお題はゴマ団子!
フレッシュマンの高校1年(9年生)になったウーは、今年から中国語を選択しています。1単位とは言え、月曜から金曜まで毎日90分ずつ勉強しているというのは、結構強い。しかも、彼には漢字の国出身という、アメリカ人学生から見たら「それはおまえ、インチキだろう」とツッコミたくなるほどのアドバンテージがある。当然ながら、その分だけ成績も良く、おだてられると木に登っちゃうタイプのウー君、中国語街道ばく進中。
そんな彼の中国語のクラスで、パーティが開かれました。ある生徒とその親が中心になって、自宅を開放、中国料理のポットラック(持ち寄り)パーティを開いてくれたんです。自作でも、テイクアウトでもいいのだけど、中国の食べ物を持ち寄り、中国の文化に触れるパーティ。
ウーは当初麻婆豆腐か、肉まんを持っていこうとしていたらしいのですが、たまたま私が他のパーティへ持っていくゴマ団子を作っていたところだったので、安易に流されてしまいました。
作り方は意外と簡単。
【材料】
白玉粉 1カップ
片栗粉 大1半
砂糖 大4半
ラード 小1
ぬるま湯 90ccくらい
あんこに擂った黒ごまとラードを混ぜたもの。
白ごま たっぷり
粉類を混ぜて、ぬるま湯にラードを溶かし、様子を見ながら粉と混ぜ合わせます。耳たぶくらいの堅さになったら、適当な大きさにちぎって餡を包み込み、白ごまをまぶして低温で10分くらい揚げるだけ。
…簡単でしょう?
では、コツを少しずつ。
コツ1:タネをゆるくしすぎない。様子を見ながら少しずつぬるま湯を加えないと、すぐとろとろになってしまいます。特に砂糖は前もって混ぜておくこと。後から「あ、忘れてた」と砂糖を足すと(こんなの私だけですか)、突然信じられないくらい柔らかくなってしまい、白玉粉を足し、片栗粉を足し、堅くなり過ぎてまた水を足し…とあっという間に元の量の倍くらいにふくれあがってしまいます(こんなの私だけですか)。
コツ2:底は分厚く、縁は薄く。白玉粉の種は伸びないので、慣れるまでちょっと厄介です。タネを丸めてから伸ばして餡を包み込む時、底の部分はかなり分厚く、縁をヒラヒラに薄くして餡を包み込む。縁の部分は四方八方から集まってくるのでまとまって厚くなります。一方、薄いところはすぐ穴が空いてしまうので気を付ける。穴が空いてしまったらパッチを当てよう。
↑パッチを当てている
コツ3:ゴマはしっかり、たっぷりと。丁寧に丸く仕上げたら表面にちょっと水分を足して、よーくゴマを付ける。揚げると膨らむので、ゴマ密度が下がってしまいます。
コツ4:よく火を通す。低温で10分くらい揚げると、すっかり浮き上がって、まん丸になってきます。早まると中が生煮えだったりしますのでお気を付けを!
コツ番外編:こーいう視線に惑わされないこと。心を鬼に!
かくして
表面はカリッとサクサク、中はモチモチ、油の香りも芳しいごま団子できあがり!
中国語クラスのパーティでも好評だったようです。ホッ
ここからは今後の参考に。
ラードのこと:今回、いつもとちょっと勝手が違ったんです。アメリカでは、宗教上、健康上、そして個人の主義…と様々な理由でFood Restriction(食べ物の制限)を持つ人が多く、中でもかなりの確率で危険なのが豚肉とその製品です。(一時期、インドネシアあたりで、味の素に豚肉エキスが入っていたとかで大問題になったことがありましたが、やはり日本人には想像しがたいくらい、Food restrictionは大事なことなんです。)豚を禁止しているのは、ユダヤ教、イスラム教、インドの宗教の一部など。そんなわけで、不特定多数に供する今回のごま団子にはラードを入れませんでした。
ラードの代わりにキャノーラオイルに入れてみたところ、特にいつもと変わらず…と最初のうちは感じたものの、時間が経って冷めていくに連れてガチガチになってしまいました。うーん、ラードやっぱり重要みたいですね。アツアツのうちに食べられるならサラダオイルでもいいんでしょうが…次からどうしようかな。チキンやビーフの脂も試してみましょうかね。
白玉粉ともち粉のこと:
アメリカに来るまで「もち粉」というものを知りませんでした。日本でお団子や和菓子を作るときは白玉粉を使っていたんですが、こちらではこの「もち粉」の方が一般的で手に入りやすい。大福や桜餅にはもち粉は白玉粉と同じように使えます。両者の違いは、餅米を水にさらしてから挽く(白玉粉)か、そのまま挽く(もち粉)か、そういうこと…らしい。ネットでザッとさらった限りの情報ですが。見た感じ、触った感じでは白玉粉の方がキメ細かく、もち粉はちょっとざらざらした、上新粉みたいなtextureです。で、今回、もち粉と白玉粉と半分ずつ使ってごま団子を作り、食べ比べてみました。
結果は、圧倒的に白玉粉の勝ち。特に時間が経つに連れ、もち粉の劣勢はあきらかでした。何がどう作用するのかわからないけど、白玉粉で作った方が柔らかく弾力があって美味しかった!…と書いておくことで、間違えて3回も連続でもち粉を買い足してしまうようなミステイクを今後防ぐことができるでしょうか。
上がもち粉。右の緑のプリントがタイ製の白玉粉
というわけで、粉とタマゴを使った焼き菓子じゃないので、ハナさん(ウィペさん)も試してみてね!
ごま団子、前回の記事はコチラをどうぞ。
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以前、アデレードのフードコートで、この胡麻団子を頼んだら、アンはほんの少しで、なかはほぼ空洞に近い物が出てきて、それ以来食べていません。
今度、作ってみます。ラードって、どこで買えるのか調べるのが先かな・・・・
この緑の象さん、私も愛用しています。便利ですよね~。
ラードなんて買う必要ないですよー。角煮にする前に焼き付けるバラ肉の脂とかを取り分けて冷やしておけばラードになります。
アンは、どうしても空洞になっちゃうみたいですよ。皮が破れるとそこからアンが漏れるので、更に悲しいことになります。
是非試してみて下さい。
この際カロリーのことは忘れて下さい。運動すればいいんです!
そうすると彼らはカップラーメンとかインスタント食品もかなり気をつけなくてはいけませんね。
それはそうとTAMAさん、LiLA管理人さんの13日のブログに反論しなくていいんでシカ。なんとか言ってやってくださいでちよ。
いつも、あの油の塊、
「ぎょえ~~、こんなに出たよ!」
と言いながら捨てていました。
今度からちゃんととっておいて、ゴマ団子作ります!!!
(あ、ならバターでもよくなっちゃうか)
私は食べるのより作るほうが好きな人種なんですが、家族にバクバク食べる年齢が居なくてつまらん。
クッキーとウィルチの顔!バンバン食べさせてあげたいねー。
そうそう、彼らは加工食品を買うとき、よーく裏面の表示を確かめてますよね。アメリカでは何かの法律で、豚エキス由来の加工食品を売ってはいけないとか何とか…(不確か)…あ、ふたシカ!(爆)
そうなんでちよ。何て噛みついてやりまシカねぇ。返り討ちに遭わないよう、レベルの高い技で噛みつかないといけないので慎重に検討するシカないでちよ。
ベーコンの脂は味が濃すぎて使えないのが残念ですね。chieさんがおっしゃっているようにショートニングというのも試してみる価値があるかも。
生活が充実しているときはどんなに忙しくてもその中でキッチンに立つ時間を繰り出すことができるんです。でも逆に鬱モードの時は何もする気になれないですね。私も甘いものがあまり得意じゃないので、コドモ達がいなくなってしまったら作らなくなっちゃうかなあ。忘れないうちにレシピを書き留めておかないと…。
クキさんは最近メタボ気味です。チンピラは筋肉の固まりではありますが、無駄なエネルギーを与えすぎてその分暴れられても困るなぁ。。。。。