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紙を彫る。紙で染める。

億万長者になりたい

億万長者かぁ

ロマンですよね~〜

宝くじ当たんないかな〜〜✨







買ってないけど






型屋2110が億万長者になりたい理由を語る前に...
改めて

伊勢型紙は柿渋で丈夫にした和紙に、彫刻刀で様々な模様を切り抜いた伝統の染色道具です。

着物や浴衣


手ぬぐい


唐紙


印伝

伊勢型印伝 - 伊勢形紙協同組合

ご購入 伊勢型印伝(いせかた いんでん) 伊勢型印伝(いせかた いんでん) 価格:1,790円~ 山梨県の伝統工芸品である甲州印伝は、鹿革を加工して漆で文様付けをしています...

伊勢形紙協同組合


時には食品まで



様々なものに模様をつける道具として使われてきました。

型紙で模様をつける技法=型染め
それ自体は室町時代にはあったとされ、
三重県鈴鹿市での型紙産地としてのおこりは戦国時代あたりではないかと市の学芸員さんがおっしゃっていました😳

現代では型紙に変わる工業的な技術が発達し、似たような物を安く早く生産する事ができること
※しかし全く同じでは無い。少し見慣れる経験値を積めば、違いは見れば分かる。審美眼や感性が育っている人もしかり。

洋装化の流れで着物の生産量がわずかになったこと

これらにより
伊勢型紙の生産量も激減。



戦後経済成長の時代が一番規模が拡大し300軒ほど型紙関連業者がいたものが、
2023の現在では職人が30名前後
そして数名の若手以外は若くて60代上は80代、平均70歳代の職人で構成されています。
※30名の中には半隠居のようなほぼお仕事はされていない方々も含みます。

担い手だけではなく、型紙の製造に不可欠な
刃物や紙、柿渋、型紙補強技術とその材料である紗(薄い絹の網)など
材料や道具の確保にも非常に多くの課題を抱えています。

既存の取引の生産量が減ったからといって伊勢型紙の仕事を作れずにいる事が、多くの問題の原因ではないかと私は考えています。

仕事が増えれば
職人は弟子を育てられるし、
仕事が増えれば
道具材料関連の業者も生計が成り立つので廃業しないし
材料単体も廃番にならない。


とはいえ
私自身は自分の仕事は自分で作るしかないと思って色んな場や活動で模索をしていますが、その成果は私一人がなんとか暮らせる(暮らせてるのか?😅)程度...。
型紙生産量が目に見えるほど盛り返せる規模では全くない😭

そのため、私は特に材料道具については
周りの皆さんと協力して解決していかねば💪と考えるようになりました。

周りの皆さん↓↓↓
・型紙関連業者
・産地として三重や鈴鹿の皆様
・行政
・個人や企業

道具や材料の確保。
具体的には彫刻に必要な刃物や
型地紙の改良のための和紙や柿渋、
型紙補強のための生糸や絹紗などなど...

ツテがなくて手に入らなくなったものや
消費量が少ないため廃番になってしまった素材、製造してくれていた職人さんが後継者を作れず引退してしまったものなど理由は様々ですが
どれも解決するには費用も時間もかかるものばかり。

だからこそ
伊勢型紙って素敵やな
すごいな
大切やな
遺したいな
活かしたいな
という前向きなエモーション💞を
たくさんの方に抱かせ、声に、そして行動にして頂けるよう
個人、組合、NPO、職人グループ活動を通して様々な働きかけをしています!

どれだけ私が型彫りを一生するぞ!と意気込んでも道具や材料がなければ実現はできません😂

私1人のために全ての道具や材料を特注できるような億万長者にはなれたら問題は解決するのかもしれませんが....
(まずは宝くじを買ってから願いましょう)


道具や材料を消費する事も重要です。

産地ぐるみで消費する型紙のこれからの担い手さんや、型紙や型染めを制作する全国・全世界の作り手さんにも
1人でも多く増えて欲しいと
切に願っています。

貴重な材料だから、使い惜しみする
のではなく
使うことが技をつなぎ道をつないでいきます。
モノではなくワザ
重要“無形”文化財の所以ですね。

上手い下手は関係ありません。
楽しんだ者勝ち😆💕
※作ることが苦手という方は
気に入った型紙や型染めのアイテムを購入することも道をつなぐ力になります。

そういえば型屋2110で制作している型紙体験キットも型地紙を使用しています。

本来の伝統工芸を体感しつつ、
使うことで伊勢型紙の未来にエールを頂けたら嬉しいです!





おぉ
狙ってわけではありませんが型紙キットに話が落ち着いた所で今回はこの辺で。

皆さま良い1日を〜(^o^)/


ちなみに億万長者になったら
道具材料のほかには
型屋2110に専属トレーナーをつけて型彫りしていても痛くならない腰を作り、健康的な食事をメイドさんに3食準備してもらいたい!!
最強!!
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