「おうちミサ」主任司祭 晴佐久昌英 (カトリック多摩教会ニュースより抜粋転載)
(2014年6月14日 )
実際、調子が悪いときは無理をなさらずに、お体を大切になさってください。
たとえば、ミサは大切ですが、ミサに集まれるのも体あればこそ。無理して出かけて体調を崩しては元も子もありません。この季節は、熱中症も心配です。体調すぐれないときは大事を取って、「おうちミサ」をすることを、主任司祭として許可いたしましょう。
「おうちミサ」とは、ミサの時間に合わせて我が家でお祈りすることです。もちろん秘跡に代わるものではありませんが、やらないよりは100倍良いですし、イエスさまはちゃんと共にいて、特別の恵みを与えてくださるでしょう。
準備するのは小さな十字架をひとつと、聖書と典礼があれば十分です。もしあれば、ろうそくに火をともし、聖歌集も用意します。
ミサの時間が来たら、十字を切り、回心の祈りを唱え、憐みの賛歌と栄光の賛歌を歌い、集会祈願をお祈りします。
続いて第一朗読を朗読し、答唱詩編を歌い、第二朗読を朗読し、アレルヤ唱を歌い、福音書を朗読します。聖書と典礼に全部載ってますから、出来るはずです。その日の説教は、翌週までにはホームページの「福音の村」に載りますから、後でお読みください。前週までの説教から選んで読むのも、いいかも知れません。それから信仰宣言をし、共同祈願を唱えます。おうちミサでは自由にお祈りできますから、たくさんお願いしたらいいと思います。
ついで奉納祈願をお祈りし、感謝の賛歌(聖なるかな)を歌います。主の祈りを唱えて、平和の賛歌(神の小羊)を歌います。そうしていよいよ、霊的聖体拝領をします。霊的聖体拝領とは、信仰によって魂の世界でご聖体を拝領することです。「キリストのからだ、アーメン」と唱えて胸に手を置き、主をお迎えします。
最後に拝領祈願をお祈りし、十字を切って終わりです。歌が苦手な方は歌のところを省いても構いませんし、得意な方は開祭や閉祭の歌も選んで歌ったらいいでしょう。
ちなみに、そんなおうちミサのためにも、次週以降の聖書と典礼を持ち帰っておくことをお勧めします。これは、ミサに来られるときは忘れずにお持ちください。
もっとも、疲れているとき、気分のすぐれないときは、十字をひとつ切るだけで充分です。あとは聖堂で祈る仲間たち、また全世界のミサで祈っている仲間たちにお任せして、大船に乗った気持ちでお休みください。
離れていても心はひとつ。体は聖堂に行くことはできなくとも、祈りのうちに霊的に一致していれば、ご自宅はもはや聖堂の一部です。逆に言えば、聖堂は体調の悪い仲間たちのご自宅の一部です。いつもそんな一致を意識しながらミサを捧げましょう。
もちろん、長期にわたってミサに来られないときなどは、司祭がご聖体をお持ちしますから遠慮なくお申し出ください。ご聖体は、病床訪問グループのメンバーがお届けすることもできますし、司祭の許可があれば、信者のご家族が持ち帰ることもできます。これは、短期でも可能です。
かくいうわたしも、いつかはホントに「大変体調が悪く」なり、それこそ「ベッドミサ」しかできなくなる日が来るかもしれません。聖堂でミサを捧げられる日々がどんなに恵まれているかをいつも忘れずに、一つひとつのミサを、感謝をこめてお捧げしようと思います。(以上)
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*追加説明
十 霊的聖体拝領の祈り
【霊的聖体拝領とは「愛と信仰をもって拝領したいと望めば、心のうちに、実際の
聖体拝領が与える恩典とくらべて、たとえ全部でなくともその大部分を受ける
ことができることをいいます。】
主イエス・キリスト
あなたが御聖体の秘跡のうちにまことにおいでになることを信じすべてに超えてあなたを愛しわたしの心に迎えたいと望みます。
(ここで少し沈黙して、霊的に主をお迎えする心の準備をする)
主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧(かて)、あなたをおいてだれのところに行きましょう。今、秘跡による御聖体を受けることができないわたしの心に、おいでください。
(しばらく聖母マリア様と共に主を迎える・・キリストのからだ・・アーメン。)
あなたが、今わたしの心にまことにおいでになったことを信じて感謝いたします。いつもあなたと一致したいと望むわたしがあなたから離れることのないようにしてください。アーメン。
「おうちミサ」のお時間をとれない方はこちらのお祈りもあります。
教会に行けないときの祈り(回心の祈り・ゆるしの秘跡の説明あり)
➡https://blog.goo.ne.jp/katokeijiban/e/8291032f268877f1bb04e03c34e8ee3e
ミサに行けないときの祈り(コンパクト版)
➡https://blog.goo.ne.jp/katokeijiban/e/a8fbacaf7f85ea1368846e31a1be2133
聖書朗読箇所は「教会カレンダー」をご参照ください。
➡https://www.pauline.or.jp/calendariocappella/index.php?thisMonth=next
(2014年6月14日 )
実際、調子が悪いときは無理をなさらずに、お体を大切になさってください。
たとえば、ミサは大切ですが、ミサに集まれるのも体あればこそ。無理して出かけて体調を崩しては元も子もありません。この季節は、熱中症も心配です。体調すぐれないときは大事を取って、「おうちミサ」をすることを、主任司祭として許可いたしましょう。
「おうちミサ」とは、ミサの時間に合わせて我が家でお祈りすることです。もちろん秘跡に代わるものではありませんが、やらないよりは100倍良いですし、イエスさまはちゃんと共にいて、特別の恵みを与えてくださるでしょう。
準備するのは小さな十字架をひとつと、聖書と典礼があれば十分です。もしあれば、ろうそくに火をともし、聖歌集も用意します。
ミサの時間が来たら、十字を切り、回心の祈りを唱え、憐みの賛歌と栄光の賛歌を歌い、集会祈願をお祈りします。
続いて第一朗読を朗読し、答唱詩編を歌い、第二朗読を朗読し、アレルヤ唱を歌い、福音書を朗読します。聖書と典礼に全部載ってますから、出来るはずです。その日の説教は、翌週までにはホームページの「福音の村」に載りますから、後でお読みください。前週までの説教から選んで読むのも、いいかも知れません。それから信仰宣言をし、共同祈願を唱えます。おうちミサでは自由にお祈りできますから、たくさんお願いしたらいいと思います。
ついで奉納祈願をお祈りし、感謝の賛歌(聖なるかな)を歌います。主の祈りを唱えて、平和の賛歌(神の小羊)を歌います。そうしていよいよ、霊的聖体拝領をします。霊的聖体拝領とは、信仰によって魂の世界でご聖体を拝領することです。「キリストのからだ、アーメン」と唱えて胸に手を置き、主をお迎えします。
最後に拝領祈願をお祈りし、十字を切って終わりです。歌が苦手な方は歌のところを省いても構いませんし、得意な方は開祭や閉祭の歌も選んで歌ったらいいでしょう。
ちなみに、そんなおうちミサのためにも、次週以降の聖書と典礼を持ち帰っておくことをお勧めします。これは、ミサに来られるときは忘れずにお持ちください。
もっとも、疲れているとき、気分のすぐれないときは、十字をひとつ切るだけで充分です。あとは聖堂で祈る仲間たち、また全世界のミサで祈っている仲間たちにお任せして、大船に乗った気持ちでお休みください。
離れていても心はひとつ。体は聖堂に行くことはできなくとも、祈りのうちに霊的に一致していれば、ご自宅はもはや聖堂の一部です。逆に言えば、聖堂は体調の悪い仲間たちのご自宅の一部です。いつもそんな一致を意識しながらミサを捧げましょう。
もちろん、長期にわたってミサに来られないときなどは、司祭がご聖体をお持ちしますから遠慮なくお申し出ください。ご聖体は、病床訪問グループのメンバーがお届けすることもできますし、司祭の許可があれば、信者のご家族が持ち帰ることもできます。これは、短期でも可能です。
かくいうわたしも、いつかはホントに「大変体調が悪く」なり、それこそ「ベッドミサ」しかできなくなる日が来るかもしれません。聖堂でミサを捧げられる日々がどんなに恵まれているかをいつも忘れずに、一つひとつのミサを、感謝をこめてお捧げしようと思います。(以上)
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*追加説明
十 霊的聖体拝領の祈り
【霊的聖体拝領とは「愛と信仰をもって拝領したいと望めば、心のうちに、実際の
聖体拝領が与える恩典とくらべて、たとえ全部でなくともその大部分を受ける
ことができることをいいます。】
主イエス・キリスト
あなたが御聖体の秘跡のうちにまことにおいでになることを信じすべてに超えてあなたを愛しわたしの心に迎えたいと望みます。
(ここで少し沈黙して、霊的に主をお迎えする心の準備をする)
主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧(かて)、あなたをおいてだれのところに行きましょう。今、秘跡による御聖体を受けることができないわたしの心に、おいでください。
(しばらく聖母マリア様と共に主を迎える・・キリストのからだ・・アーメン。)
あなたが、今わたしの心にまことにおいでになったことを信じて感謝いたします。いつもあなたと一致したいと望むわたしがあなたから離れることのないようにしてください。アーメン。
「おうちミサ」のお時間をとれない方はこちらのお祈りもあります。
教会に行けないときの祈り(回心の祈り・ゆるしの秘跡の説明あり)
➡https://blog.goo.ne.jp/katokeijiban/e/8291032f268877f1bb04e03c34e8ee3e
ミサに行けないときの祈り(コンパクト版)
➡https://blog.goo.ne.jp/katokeijiban/e/a8fbacaf7f85ea1368846e31a1be2133
聖書朗読箇所は「教会カレンダー」をご参照ください。
➡https://www.pauline.or.jp/calendariocappella/index.php?thisMonth=next
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第1部 信経
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