1026 1700 Englandv New Zealand YOKOHAMA
天候曇り、気温20度以下の良いコンディション、前日までにまた台風並みの雨が千葉等を襲い、こうしてラグビーが見られることにただ感謝するのです。前半終了間際に雲が通過し小雨が降りました。関東の試合では(19号中止試合を除くと)初の降雨ではないかな。
ニュージーランドのハカを迎え撃つイングランドのV字陣形。その後の電撃トライで心理戦も含めてイングランドが優位に立つ。前半 10-0 で終了。NZは何もさせてもらえない。
後半いくつか局面があったと思うのですが、決まったと思ったトライが2度ほどレフェリーのナイジェル・オウエンスの正確なTMO差し戻され、さらにNZの長距離ゲインで抜けきったと思ったのを止めたイングランドのナイスタックルがTMOになり(結局タックルは認められENGボールに)、気を撮り直してラインアウトを失敗してNZに初の得点を与えてしまい、ここで 13-7。ここから崩れませんでした。最終、19-7。イングランドの完勝でした。
エディ・ジョーンズしてやったりだったのですが、さて彼が何をどうしたのか。
決勝トーナメントも残酷なもので、アイルランドがNZ相手になすすべがなく、ジャパンが南アになすすべがなく、そして他ならぬニュージーランドがこの晩なすすべがなかったのですから。
試合後のイングランド勝利を讃えた Oasis の "Wonderwall"。これを場内のイギリス人大合唱。しびれました。さらに "Hey Jude" と "London Calling" のおいうち。さすがにクラッシュを歌っている人はあまりいませんでしたが(苦笑)スタジアムDJもしてやったりでしょう。ファンの合唱としては "Swing Low" はいつでも(とくにスクラムの時はめちゃ力強く)、あと帰り道で横の英国人ねえちゃんが "It's coming home" を "Rugby is coming home" と替え歌で歌い出したのは驚きました、一緒に大声で応酬したけど。
オールブラックスは相変わらずの日本人人気で(イングランドも人気でしたからどちらが多かったのでしょう)、ただしNZからのファンと思われる人たちは意外と打ちひしがれるわけでもなく、(アイリッシュやスコッツのように)明るく開き直るでもなく、淡々としているように見えました(少ない観察からの感想にすぎません)。
イングランドファンは「信じられない結果」と受け止めていた模様。私も深く感動しました。彼らは決勝を盛り上げるでしょうね。