まずはトップ写真をご覧いただきたい。写真では空気感が見えにくいが、これは「かげつ」の棟と棟をつなぐ空中の渡り廊下を使って食事処に向かうシーンである。
「かげつ」はその名のとおり、銘石が敷地内に所狭しと配置されている。この渡り廊下から、見下ろす形で銘石と緑のおりなす庭園が見える。
日本流のサンクンガーデンとでも言おうか・・・もちろん、同じ高さから眺めるのもステキだし、部屋からもよく見える。
さらに、館内にはここかしこに小さな池があり、そこには鯉や金魚がたくさん泳いでいる。鯉のえさもあって、子供などがあちこちで餌やりをしている。
もちろん、館内にも巨石・銘石はたくさん設置されていて、マニアにはたまらないだろう。小生は、このジャンルはうといが、貴重なコレクションであることはわかる。
さて、お宿の楽しみは料理であるが、ひとことでいうと、小生がお気に入りの高級なジャンルのお宿にひけをとらない。
いわゆる会席仕立てで、一品ずつ出てくるが、ひとつひとつが手が込んでいて、どれもなかなか美味しい。
刺身の上に乾燥予防に大根をシートにしたものが乗っていたが、ここに飾り包丁で富士山の型をくりぬいてあったりしていた。
さらに、写真にも上げたが甲州牛のステーキは抜群の味わいで、たまらなかった。朝食もバイキングでなく、充実したもので満足度は高かった。
夏休みということもあり、お子さま連れも多かったが、ゆったりした敷地でゆとりがあるのか、お風呂だけでなく、他の場所でも密を感じるようなところはなかった。
また、昨年と印象が変わったのはスタッフさんが全体に若返った? という感じ。特にピンクの和服で作業されている方々は洗練されていて、とてもいい感じがした。
このおもてなしと、料理、ゆとりのある庭園や部屋、そしてゆったりしたお風呂・・・いずれも充実していて、基本料金が2万円程度というのはかなり満足度が高い。
毎年、ブドウの季節限定でおじゃまする形になりそうだが、石和温泉まで電車で来ることも可能であり、他の季節にも来てみたい・・・そう思わせてくれる。
あっ、一点だけ注意を・・・こちらのお宿にはプールもあり、無料で楽しめるが井戸水を使用しているとのことで、かなり冷たい。
昨年、それを知ったが、お子様連れでついでにプールも・・・とお考えの方はご注意を・・・
いずれにしろ、来年も間違いなく・・・だ。
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