手相売らない?

先日、ある本屋さんの前を通ったら人だかりができている。なにかと思えば、１０５０円で手相を観てくれるという。見ると、占い師も１０人以上いる。なんだか興味を持ってしまい、ついつい並んでしまった。

　たくさん占い師がいるのに、なかなか順番が回らない。よく見ていると、一人にかける時間がけっこう長い。おお、これはなかなか割安かも・・・と思っていたら、本屋のスタッフがしびれを切らし、タイムキーパーをはじめてすぐ順番が来た。

　担当はなかなか素敵なお姉さんだった(笑)。いや、さすがの小生も今日はまじめに観てもらうので、関係はない(といいつつ・・・)

　さっそく、手をお見せしたら「うわーっ、いい手相ですね～」と。うわーっ、が気になったが、まあ素直に受け止めよう(笑)

　それから、いろいろ観てくれたが、締めくくりに「胃腸が疲れていますね。暴飲暴食には注意してください。お酒は好きなんですか?」ときた・・・侮りがたし手相占い(笑)

　とはいえ、基本的には「いい運勢」の持ち主なので、などといわれ、アドバイスを聞いた。
　そして、このアドバイスに沿った何種類かの本のうちのひとつを選んでほしいという。

　あれっ、１０５０円て・・・と思ったら、その１０５０円は本の代金だという。別に本を買えというならば、これは「手相売らない」ではないかと思ったが、安心した。
　先生(お姉さん)の勧めで、「強運ノート」という本を選んだ。いい運を持った小生が、さらに強運になるという・・・ちょっと、自信を取り戻した。

　そうこうしていたら、タイムキーパーのお兄さんがきて、「お客さん、後お待ちの方がたくさんいます。ずいぶん長く時間過ぎてますから・・・」ときた。あれっ？この一列の中で小生が一番後から並んだはずだが。

　あっ、そうだ！小生が座るとき、タイムキーパーの人が別の人としゃべっていて、気づかれなかったんだ(苦笑)それでも、いたしかたなく席を立った。
　おい、私はいい運勢じゃなかったのかい。この強運ノート信じてよいものか・・・(爆)